【パイクスピーク】「フォード F-150 EV」トラブルを抱えながらも総合優勝を達成

2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】

2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。
ロマン・デュマのドライブで、2024年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに挑んだ、「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」が総合優勝を飾った。
6月23日に米国・コロラド州で開催された「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)」において、ロマン・デュマがドライブした「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」が8分53秒553のタイムを叩き出し、総合優勝を飾った。

Ford F-150 Lightning SuperTruck EV

予選においてオープンクラス新記録も樹立

2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。
昨年のスーパーバン 4.2の経験を活かした「F-150 ライトニング スーパートラック EV」を投入。ロマン・デュマのドライブで予選から圧倒的なスピードを披露した。

1 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の1枚めの画像
2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。

2 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の2枚めの画像
「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」のコクピット。

3 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の3枚めの画像
「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」の電動パワートレイン。

4 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の4枚めの画像
昨年のスーパーバン 4.2の経験を活かした「F-150 ライトニング スーパートラック EV」を投入。ロマン・デュマのドライブで予選から圧倒的なスピードを披露した。

5 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の5枚めの画像
2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。

6 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の6枚めの画像
ロマン・デュマのドライブで、2024年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに挑んだ、「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」が総合優勝を飾った。

7 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の7枚めの画像
昨年のスーパーバン 4.2の経験を活かした「F-150 ライトニング スーパートラック EV」を投入。ロマン・デュマのドライブで予選から圧倒的なスピードを披露した。

8 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の8枚めの画像
2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。

9 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の9枚めの画像
2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。

10 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の10枚めの画像
2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。

11 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の11枚めの画像
2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。

12 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の12枚めの画像
2024年のパイクスピークを制した「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。

13 / 13

「2024年パイクスピーク総合優勝はなんと「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」【動画】」の13枚めの画像
ファイナルにおいて、マシントラブルに見舞われながらも、経験豊富なデュマが臨機応変に対応。予選から26秒もタイムを落としながらも、トップフィニッシュを果たした。

第102回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにおいて、フォード・パフォーマンスは昨年の「スーパーバン 4.2」に続き、フル電動プロトタイプ「F-150 ライトニング スーパートラック EV」を投入。61台が参加した2024年のパイクスにおいて、ドライバーのロマン・デュマが8分53秒553を記録し、総合優勝を飾った。

デュマは、予選において2023年にスーパーバン 4.2が記録した3分39秒939を7秒以上も縮める、3分32秒831というオープンクラスの予選新記録を樹立。フォードのフル電動パワートレインの圧倒的なパフォーマンスをアピールすることになった。

最高の成績で2024年のパイクスを終え、フォード・パフォーマンスのグローバルディレクターを務めるマーク・ラッシュブルークは次のように喜びを語った。

「フォードの電気自動車が最も過酷なレースに挑戦し、無事に走り切ったことは、私たちのチームがこのプログラムに懸命に取り組み、献身的に取り組んできたことの証と言えるでしょう。昨年のパイクスピークでは、スーパーバン 4.2から多くのことを学び、その知識を今年の走行に生かすことができました。ここから先も前進あるのみです」

臨機応変にトラブルを乗り越えたデュマ

ファイナルにおいて、マシントラブルに見舞われながらも、経験豊富なデュマが臨機応変に対応。予選から26秒もタイムを落としながらも、トップフィニッシュを果たした。
ファイナルにおいて、マシントラブルに見舞われながらも、経験豊富なデュマが臨機応変に対応。予選から26秒もタイムを落としながらも、トップフィニッシュを果たした。

ドライバーを務めたロマン・デュマは、ファイナルのヒルクライムセクションにおいてテクニカルトラブルに見舞われ、コース上で完全にストップ。このトラブルにより、予選タイムから約26秒ものタイムロスを強いられてしまう。しかし、デュマは素早い判断でこの問題を最小限に抑え、最高出力1600PSオーバーを誇るモンスターEVのシステムをリセットし、リスタートに成功した。

「フォード・パフォーマンスと共に、2024年のパイクスピークで優勝できたことを心から光栄に感じています。このイベントは他のレースとは異なり、一度しかチャンスがありません。すべての瞬間が挑戦となります。今回、レース序盤でトラブルに直面しましたが、残りの走行で失ったタイムを取り戻そうと、頑張ることができました」と、デュマはレースを振り返った。

F-150 ライトニング スーパートラック EVは、フル電動ピックアップ「F-150 ライトニング」からインスピレーションを得て、フォード・パフォーマンスとスタートアップ企業の「スタード(STARD)」社が共同で開発。前後に配置された大型エアロパーツは最高速240km/hでの走行時に6000ポンド(2721kg)ものダウンフォースを発揮する。コクピットにはスパルコ製レーシングハーネスと安全装備、足元には専用のピレリ P-Zeroタイヤを装着している。

「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」を動画でチェック

カモフラージュ偽装が施された状態で公開された「フォード F-150 ライトニング スーパートラック EV」。

フォードのフル電動プロトタイプ「F-150 ライトニング スーパートラック EV」がパイクスピーク参戦

フォード・パフォーマンスは、2024年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)に向けて、来週末から行われるテストを実施。それに先立って、カモフラージュ偽装を施したフル電動プロトタイプ「F-150 ライトニング スーパートラック EV」を公開した。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…