【スクープ!】 内燃機関搭載「アウディ Q7」としては最後のモデル?

【スクープ!】「ドアノブがない?」10年ぶりのフルモデルチェンジに向けてテストする次期型「アウディ Q7」

10年ぶりのフルモデルチェンジに向けて開発が進められている「アウディ Q7」。
10年ぶりのフルモデルチェンジに向けて開発が進められている「アウディ Q7」。
アウディはフラッグシップSUV「Q7」の次期型を開発中だ。現行型となる2代目は2015年に登場し、今年1月にマイナーチェンジが行われた。10年ぶりのフルモデルチェンジに向けて開発が進められている中、プロトタイプがテスト走行を行う様子をカメラが捉えた。

AUDI Q7

ヘッドライトはスプリット型を初採用

“スプリット”タイプのヘッドライトを採用している「アウディ Q7」最新のプロトタイプ。

次期型「アウディ Q7」と思われる写真からは、柔らかな曲線と進化したデザインがわかる。メインライトがLEDデイタイムランニングライトの下に配置されるスプリット型ヘッドライトを装備している。グリルは薄く、ワイドになっている。

ドアハンドルはどこに?

サイドミラーはAピラーの根本部分に移動している。注目はドアハンドルで、これまで目撃されたプロトタイプがフラッシュマウントタイプだったのに対し、最新のプロトタイプと思われるこの車両ではドアハンドル自体が消滅しているように見える。代わりに黒いステッカーが貼られているのがわかる。よく見ると、BピラーとCピラーの基部に、それぞれ小さなフックのようなものが取り付けられている。これがドア開閉に関係するコンポーネントなのかは不明だが、今後も注目していく。

エンジン搭載モデルであることは確実

テールパイプがはっきりと写っており、次期型Q7はエンジン搭載モデルであることがわかる。

リヤには、伝統的なリフトゲートとルーフスポイラーが確認できる。テールライトは暫定コンポーネントだが、逆L字タイプの採用が予想される。ニューデザインのバンパーからはデュアルエキゾーストパイプが見えており、このクルマがICE搭載モデルであることがわかる。

コクピットデザインは「Q6」と同じ方向性と見られており、11.9インチのデジタルインストゥルメントクラスター、14.5インチのインフォテインメントシステム、10.9インチの助手席ディスプレイが装備されると思われる。

ICE搭載モデルとしては最後のQ7?

おそらく最後のICE搭載Q7となるだろう。

アウディは2033年までにICE搭載車を段階的に廃止することを目指しているが、次期型Q7にはガソリンおよびディーゼルエンジンが期待できるだろう。マイルドハイブリッドおよびプラグインハイブリッドシステムとの組み合わせも複数用意されると予想する。おそらく最後のICE搭載Q7となるだろう次期型のワールドプレミアは、2025年と予想される。

「A6」の後継としてデビューする、次期型「A7アバント」のプロトタイプを捉えた。

【スクープ!】 現行「A6 アバント」後継となる新型「アウディ A7 アバント」は2025年登場?

アウディは現在、ラインナップの大幅変更を計画している。その中で、「A6」の後継モデルとして内燃機関を搭載して登場する「A7 アバント」新型プロトタイプをカメラが鮮明に捉えた。EVには偶数番号を、ICE搭載モデルには奇数番号を付けるアウディの新戦略に基づき、A6はA7へと生まれ変わる。

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著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…