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Volkswagen Golf GTI Clubsport
8代目ゴルフベースのスポーツモデル
フォルクスワーゲンは、ゴルフ改良新型のラインナップにFWDスポーツの「ゴルフ GTI クラブスポーツ」、ハイパフォーマンスAWD「ゴルフR」「ゴルフ R ヴァリアント」「ゴルフR ブラック エディション」を追加した。
4つのモデルはすべて、8代目ゴルフ改良新型をベースに、パフォーマンスと快適性、日常での使いやすさを備えてたスポーツモデルとして開発。エクステリアは前後ライトデザインが最新フォルクスワーゲン・デザインに変更され、イルミネーション付き「VW」エンブレムが導入された。
インテリアには最新のインフォテイメントシステム「MIB4」を搭載し、より直感的な操作が可能に。センタークラスターには12.9インチ大型タッチディスプレイを配置し、ChatGPTが導入されたボイスアシスタントの「IDA(アイダ)」により、インフォテイメントやエアコンなどの機能を音声によって操作することができる。
ドイツにおける価格は、ゴルフ GTI クラブスポーツが4万8075ユーロ、ゴルフRが5万3795ユーロ、ゴルフR ヴァリアントは5万5065ユーロ、内外装がブラックで統一されたゴルフR ブラック エディションは5万8440ユーロからとなっている。
ニュルブルクリンク24時間レースで初公開
「ゴルフ GTI クラブスポーツ」は、今年のニュルブルクリンク24時間レースにおいて発表。2.0リッター直列4気筒ターボエンジンは、最高出力300PS(221kW)、最大トルク400Nmを発揮。電子制御式フロントディファレンシャルを介して前輪を駆動する。
リヤには大型ルーフスポイラーが装備され、特にサーキットにおいて最大レベルのダウンフォースを確保。オプションで「DCCアダプティブシャシーコントロール」も用意され、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェに特化した、GTI クラブスポーツ専用プロファイルが導入される。
0-100 km/h加速は5.6秒、最高速は電子リミッターにより250km/hに制限されるが、「レースパッケージ」を装着することで、最高速度を267km/hに引き上げることも可能だ。
最強のゴルフが大幅アップデート
新型ゴルフRは内外装を刷新、フロントバンパーには新形状のエアカーテンが導入された。足元にはオプションとして新デザインの19インチ鍛造「Warmenau」ホイールを用意され、効率的なブレーキ冷却性能を備えて、ホイール1本あたりわずか8kgという軽量設計を実現している。
搭載される2.0リッター直列4気筒TSIガソリンターボエンジンは、先代モデルから14PSもアップした最高出力333PS、最大トルク420Nmを発揮。7速DSG(DCT)とR-パフォーマンス・トルクベクタリング付き「4MOTION」を介して4輪を駆動する。フォルクスワーゲンが誇る「4MOTION」は駆動力を前後アクスルに個別配分することでコーナリング性能を最適化、抜群の走行安定性と俊敏性を実現した。
最高速度は電子リミッターで250km/h制限されるが、オプションの「Rパフォーマンスパッケージ」を装着すると270km/hにまで引き上げることができる。
専用エクステリアを纏った限定モデル「ゴルフR ブラック エディション」は、ダーク化された「IQ.LIGHT LEDマトリックス・ヘッドライト」に加え、「VW」バッジと「R」ロゴをブラックアウト。専用の「R」ロゴをあしらったブラックの「Rブレーキキャリパー」、ブラックの19インチエストリルホイール、ブラックのテールパイプトリムなどが装着される。
ゴルフ GTI クラブスポーツ、ゴルフR、ゴルフR ヴァリアント、ゴルフR ブラック エディションには、より個性的なサウンドを実現するアクラポヴィッチ製チタンエキゾースト・システムもオプションで用意されている。