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BMW M3 CS Touring
ホットワゴンを続けて投入するBMW
BMWは2024年から2025年初頭にかけて、3台のホットワゴンを発表する準備を進めている。1台は間もなく登場する「M5 ツーリング」、もう1台はフェイスリフトを受ける「M3 ツーリング」だ。そして3台目は、今回撮影に成功した「M3 CS ツーリング」である。
M3 ツーリングは、セダンのラインナップを踏襲すると見られている。レギュラー仕様から「コンペティション」そして「CS」の後に「GTS」や少量生産のスペシャルモデルも計画されているようだ。
ヘッドライト内部とエアロパーツが進化
以前に目撃したプロトタイプは、CS専用のグリルバーが露出しており、突き出たフロントスプリッターとコーナーのダイブプレーンが確認できた。今回ニュルブルクリンクに現れた車両は、CSとCSLモデル専用の黄色いLEDデイタイムランニングライトを披露している。
レンズに透明と渦巻き模様の偽装が混在しているため、ライトの外側だけが黄色く見える。だが実際には量産仕様の「M4 CS」と同様に中央にも黄色いLEDがあるはずだ。
そのほか標準仕様のM3 ツーリングと比べてフロントエンド、リヤディフューザー、リヤスポイラーがすべて軽量化される。さらにワゴンボディにシャープな走りを提供すべく、サスペンションの調整も加えられる。ただし、ツーリングにはクーペやセダンのようなCFRP製のルーフは採用されないと予想する。
550PSで約2400万円
最近行われたマイナーチェンジでは、標準仕様のM3およびM4の最高出力が510PSから530PSに引き上げられた。M3 CS ツーリングには、M4 CSLで初めて採用された3.0リッター直列6気筒S58エンジンが搭載され、最高出力は550PSに達する見込みだ。
M4 CSLは後輪駆動で6速MTが装備されているが、M3 CS ツーリングは8速ATと「xDrive」全輪駆動システムが採用されると予想する。