【スクープ!】 新型「BMW X5」「iX5」プロトタイプ2台を目撃

【スクープ!】 BMWの次期型「X5」「iX5」はノイエ・クラッセデザインで大型キドニーグリルから脱却?

次期型「BMW X5/iX5」のプロトタイプが走行テストを行う様子の撮影に成功した。
次期型「BMW X5/iX5」のプロトタイプが走行テストを行う様子の撮影に成功した。
BMWは先月、新型「X3」を発表した。エクステリアはコンセプトモデルの「BMW Vision Neue Klasse X」の流れをくむデザインが目をひいた。今回、その兄貴分とも言える「BMW iX5」の次期型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。

BMW X5 / iX5

「ノイエ・クラッセ」の流れをくむデザイン

先日デビューした「X3」同様に、エクステリアは「ノイエ・クラッセ」の流れをくむデザイン。
先日デビューした「X3」同様に、エクステリアは「ノイエ・クラッセ」の流れをくむデザイン。

「BMW iX5」の開発車両は新型X3に似ているが、ボディが明らかに大きいことがわかる。また、プロポーションとキャビンは現行X5と共通する印象も受ける。デザインにおいて、一定の継続性を維持したいと考えているようだ。

厳重なカモフラージュが施されてはいるが、ディテールがわかる部分もある。フロントのキドニーグリルは大幅に小型化され、シャープなヘッドライトを装備しているように見える。このあたりは、次世代のEVコンセプトである「BMW ビジョン ノイエ・クラッセ」のデザインを反映していることがわかる。側面では、「アウディQ7」のプロトタイプとよく似たフラッシュドアハンドルを装備しているのが確認できる。

2種類のプロトタイプを発見

大径のブレーキローターと赤いキャリパーを装着する、ハイパフォーマンス仕様と思われる1台。
大径のブレーキローターと赤いキャリパーを装着する、ハイパフォーマンス仕様と思われる1台。

今回は2種類のiX5プロトタイプの撮影に成功した。1台は、大径のブレーキローターと赤いキャリパーを装備しており、ハイパフォーマンスバージョンの可能性がある。

もう1台のプロトタイプは、フロントに 275/40-22、リアに 315/35-22の大径ホイールを装着していることから、ラグジュアリー仕様またはオフロード機能に重点を置いたモデルだと思われる。

水素燃料のパワートレインも採用か?

こちらは、ラグジュアリーまたはオフロード仕様と見られるプロトタイプ。
こちらは、ラグジュアリーまたはオフロード仕様と見られるプロトタイプ。

次期型X5は、新型5シリーズやi5と同様に内燃機関(ICE)搭載モデルとBEVバージョンが同じプラットフォームを採用する。グリルが塞がれていることやフロントフェンダーに充電ポートがあること、テールパイプが見えないことなどから判断すると写真のテスト車両はBEVであることが濃厚だ。

ハイブリッド仕様に加え、トヨタと共同開発した技術を採用したFCEV(燃料電池車)や新設計の水素燃料バージョンも登場すると予想される。第5世代のBMW X5とiX5の発売時期については、2026年夏と噂されている。

「3シリーズ ツーリング」の頂点に君臨する「M3 CS ツーリング」のプロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを行った。

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著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…