ミッドサイズSUV「ジープ コマンダー」と「フォルクスワーゲン ティグアン」のスペック比較

中型SUV「ジープ コマンダー」と「フォルクスワーゲン ティグアン」のスペックと性能の違いを解説

ミッドサイズSUVの「ジープ コマンダー」と「フォルクスワーゲン ティグアン」。コマンダーはジープブランドでグランドチェロキーの下に位置するモデルだが、ティグアンは日本におけるVWのフラッグシップSUVとなる。両車の違いをスペック面から比較してみよう。

JEEP COMMANDER × VOLKSWAGEN TIGUAN

7人乗りのコマンダーと5人乗りのティグアン

「フォルクスワーゲン ティグアン」は「ジープ コマンダー」よりも、20mm短く、60mm低い、2回り小さいボディとなっている。両車を直接並べてみても、ティグアンの方がコンパクトに見えるのではないだろうか。

それは室内空間の活用に違いがあるからだ。ティグアンが5人乗りなのに対し、コマンダーは3列シートの7人乗りなのだ。7人乗りであるうえに荷室空間を確保するとなれば、このくらいのボディサイズになるのも頷ける。

ボディサイズ=全長4770mm×全幅1860mm×全高1730mm
ホイールベース=2780mm
車両重量=1870kg
タイヤサイズ=235/55R18

ボディサイズ=全長4515mm×全幅1840mm×全高1675mm
ホイールベース=2675mm
車両重量=1660kg
タイヤサイズ=215/65R17

排気量は同じでもコマンダーはディーゼル、ティグアンはガソリン

コマンダーもティグアンも駆動方式は同じAWDとなっている。搭載されるエンジンは2.0リッターの直列4気筒ターボだ。しかしコマンダーがディーゼルエンジンを搭載するのに対して、ティグアンはガソリンエンジンを搭載する。その違いはスペックに表れており、コマンダーは最高出力が低いものの最大トルクが強力、ティグアンはその逆だ。

ディーゼルは低速トルクに優れたエンジンなので力強い加速するが、コマンダーは9速ATを採用しており、多段ギアとの組み合わせで、ガソリンよりもさらに良好な高速巡行性能を見せてくれるのではないだろうか。

エンジン形式=直列4気筒 DOHC ディーゼルターボ
排気量=1956cc
最高出力=170PS/3750rpm
最大トルク=350Nm/1750-2500rpm
トランスミッション=9速AT
駆動方式=AWD

エンジン形式=直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ
排気量=1984cc
最高出力=190PS/4200-6000rpm
最大トルク=320Nm/1500-4100rpm
トランスミッション=7速DCT
駆動方式=AWD

50万円の差は機能性の差

コマンダーとティグアンの価格差はおよそ50万円である。価格はティグアンのほうが安価だが、コマンダーはディーゼルエンジンを搭載し、より大人数を乗せることができる高い機能性がある。50万円の差はその差とも考えれば妥当だろう。

逆に市街地での機動性を優先するのであれば、ティグアンに軍配が上がるはずだ。

ジープ コマンダー Limited 609万円
フォルクスワーゲン ティグアン TSI 4MOTION Active Advance 559万9000円

ジープ コマンダーとメルセデス GLB

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「ジープ コマンダー」と「メルセデス・ベンツ GLB」は、取り回しのしやすいサイズでありながら、3列シートを備えた7人乗りのモデルであるという点で共通している。さらに、スクエアなルックスが特徴の「タフ系」SUVであるという点でも両車は似通っている。ここでは、そんな両車をスペック面から比較してみたい。

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