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Ferrari 499P
表彰台での感動、ピットでの舞台裏
フェラーリAFコルセがプリペアした3台の「フェラーリ 499P」のうち、50号車がニクラス・ニールセン、アントニオ・フオコ、ミゲル・モリーナのドライブによって、世界で最も歴史と権威のある耐久レース、ル・マン24時間レースで優勝を飾り、2年連続の総合優勝を達成したのは記憶に新しいところだろう。
2023年に優勝した51号車のアレッサンドロ・ピエル・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィも3位を獲得。83周にわたってレースをリードしたAFコルセの83号車は、残念ながら終盤にリタイアを余儀なくされたが、最終的に2台がポディウムに上がってみせた。そんな表彰台での感動、ピットでの舞台裏の映像がフェラーリ公式YouTubeチャンネルに公開された。
53分にも及ぶドキュメンタリ映像
53分にも及ぶドキュメンタリ映像は、感動のチェッカーフラッグの1週間前、ル・マン市街地で行われる審査日(Pesage)から、サルト・サーキットで行われるテストデー、そして6月15日午後4時の決勝スタートまでのすべての練習走行、予選、ハイパーポールセッションを網羅している。
ドライバーとチームとの対話、ファンとの触れ合い(ル・マン史上最高となる32万9000人が来場)、跳ね馬を応援するためにフランスを訪れたゲストとの交流など、サーキットだけでなく、何よりもマラネッロのマニュファクチャラーの勝利に向けたひたむきな努力に焦点を当てている点が面白い。
ル・マン24時間レースにおける、フェラーリにとって11回目の総合優勝の中に織り込まれた物語をぜひ追体験してほしい。