【スクープ!】 「メルセデス・ベンツ Vクラス」が10年を経てフルモデルチェンジ?

【スクープ!】今でも根強い人気を誇るメルセデス・ベンツのミニバン「Vクラス」次期型デビューは202X年?

デビューから約10年が経過しているVクラスは、フルモデルチェンジに向けて開発が進んでいるようだ。
デビューから約10年が経過しているVクラスは、フルモデルチェンジに向けて開発が進んでいるようだ。
メルセデス・ベンツのミニバン「Vクラス」次期型のプロトタイプがテスト走行する様子をカメラが捉えた。フル電動版となる「EQV」は今年3月に大幅改良が行われている。一方、ICE搭載のVクラスはデビューからおよそ10年が経過しており、フルモデルチェンジに向けて、テストプログラムは進んでいるようだ。

MERCEDES-BENZ V-Class

4代目Vクラスの開発が進む

初代Vクラスは、商用バン「Vito」の乗用車仕様として1998年にデビュー。
初代Vクラスは、商用バン「Vito」の乗用車仕様として1998年にデビュー。

初代「メルセデス・ベンツ Vクラス」は、商用バン「Vito」(ヴィート)の乗用車仕様として1998年にデビューした。第3世代となる現行モデルは2014年に発売され、そのBEVバージョンである「EQV」が2020年に導入された。「レクサス LM」など高級ミニバンの人気が特に中国市場で高まっている今、メルセデスもVクラスの刷新に取り組んでいる。

フロントエンドが徐々に明らかに

このプロトタイプは現行Vクラスを使用した「ミュールボディ」。エクステリアは大幅な変更が予想される。
このプロトタイプは現行Vクラスを使用した「ミュールボディ」。エクステリアは大幅な変更が予想される。

今回捉えたプロトタイプは、フロントエンドのカモフラージュが軽減されている。現行Vクラスや最新のEQVとも異なる、つり上がったヘッドライト形状が初めて露出。そのほか、縦にバーの入ったアグレッシブなエアインテークを備えたバンパーや、その上部に装着されたレーダーも確認できる。サイドミラーにもADAS用と思われる大型のセンサーポッドが確認できる。

ただし、このプロトタイプは現行Vクラスのテストミュールで量産ボディではない。エクステリアには今後、より大きな変更が加えられるだろう。

スケーラブルな次世代アーキテクチャー

「VAN.EA」次世代アーキテクチャーは3つのセクションから構成されるスケーラブルな構造。
「VAN.EA」次世代アーキテクチャーは3つのセクションから構成されるスケーラブルな構造。

ミュールボディの下には、「VAN.EA」次世代アーキテクチャーが隠されている。これはフロント、センター、リヤの3モジュールで構成されるBEV用プラットフォームで、さまざまなサイズのミニバンに対応する。このプラットフォームを採用する次期型Vクラスは、トレッドが広げられるとともに全長もストレッチされると思われる。

メルセデスのすべてのバンには今後、前輪を駆動する電気モーターを備えた標準型のフロントモジュールが使用される。一方、リヤモジュールはモーターのあるものとないもの2種類が用意される。さらに、センターモジュールによってボディの長さを調整するとともに、様々なバッテリー搭載量に対応するという。

日本にも電動バージョンを導入か?

2020年代後半に登場すると見られている新型Vクラス。日本にも電動モデルが導入されるか?
2020年代後半に登場すると見られている新型Vクラス。日本にも電動モデルが導入されるか?

この電動Vクラスは、2020年代後半にアメリカに導入されると言われている。メルセデスは電動モデルの「EQ」ブランドを2024年に終了すると噂されており、今回撮影したこのVクラスの電動バージョンがEQVの後継モデルとして登場する可能性がある。現在EQVが導入されていない日本での発売も期待できるだろう。

6人乗り仕様「レクサス LM500h ”version L”」の走行シーン。

6座仕様「レクサス LM500h “version L”」が登場「多人数乗車でもすべてのパッセンジャーを快適に」

レクサスは、ラグジュアリーミニバン「LM」の国内仕様に、6座仕様の「LM500h ”version L”」を追加設定した。「LM500h ”version L”」は、全国のレクサス店を通じて、5月9日から発売を開始している。

キーワードで検索する

著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…