特別仕様車「レンジローバースポーツ SV EDITION TWO」がデビュー

レンジローバースポーツの限定仕様第2弾「SV EDITION TWO」が登場「23インチカーボンホイールも」

「レンジローバースポーツ SV EDITION TWO」に用意された4種類のキュレーション、「ブルーネブラ」。
最強のパフォーマンスを誇る「レンジローバースポーツ SV」の限定特別仕様車「EDITION TWO」がデビューを飾った。
ジャガー・ランドローバーは、ハイパフォーマンスSUVの限定仕様車「レンジローバスポーツ SV EDITION TWO」を発表した。レンジローバースポーツ SVの発表時に導入された「EDITION ONE」に続き、専用内外装を採用。特別色とインテリアを組み合わせた4種類の専用キュレーションをラインナップする。

Range Rover Sport SV EDITION TWO

圧倒的な存在感を持つエクステリア

「レンジローバー スポーツ SV EDITION TWO」に用意された4種類のキュレーション、「ブルーネブラ」。
限定スペシャルディション第2弾「レンジローバースポーツ SV EDITION TWO」は、鍛え上げられた強力なパワーユニットに合わせて、専用の内外装が奢られた。

新型「レンジローバースポーツ SV EDITION TWO」は、2024年4月のレンジローバースポーツ SV発表時に設定された「EDITION ONE」に続く限定仕様となる。

レンジローバースポーツ SVは、端正な専用グリルとフロントスプリッターを採用。サイドセクションは、フロントとリヤのデザインがシームレスに一体化した専用のロワボディが導入され、エアフローを向上させながら、力強い存在感を持ったスタンスを手にした。リヤセクションにはカーボンファイバー製クワッドエキゾーストフィニッシャーを配置し、そのパフォーマンスをアピールする。

今回、レンジローバースポーツ SV EDITION TWOは、新たに4種類のカラーキュレーションを導入。「ブルーネブラ」「マールグレー」「サンライズカッパー」「リグリアンブラック」という、4つ個性的なメタリックカラーを揃え、パフォーマンスを強調したドラマチックなエクステリアに仕上げられた。

レンジローバーのグローバルマネージングディレクターを務めるジェラルディン・インガムは、レンジローバースポーツ SV EDITION TWOについて、次のようにコメントした。

「レンジローバースポーツ SVがこれほどまでに魅力的なのは、ダイナミックなパフォーマンス、モダンスポーツラグジュアリーデザイン、最先端のテクノロジー、そして懐の深いパフォーマンスが組み合わせられているからです。発売当初、予約のお客様のみで完売した『EDITION ONE』に続き、新たなステップとして『レンジローバースポーツ SV EDITION TWO』を導入します」

最高出力635PSを発揮する4.4V8 MHEV

「レンジローバー スポーツ SV EDITION TWO」に用意された4種類のキュレーション、「ブルーネブラ」。
パワーユニットは、最高出力635PSを発揮する4.4リッターV型8気筒MHEVガソリンツインターボを搭載。最高速はスポーツカーをも凌駕する、289km/hを発揮する。

パワーユニットは、レンジローバースポーツ SV専用の4.4リッターV型8気筒MHEVガソリンツインターボを搭載し、最高出力635PS、最大トルク800Nmを発揮。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度180mph(289km/h)という瞬足を誇る。

足まわりには、アンチロールバーを使用する従来の設計から、油圧回路設計へと刷新された「6Dダイナミクス・サスペンションシステム」を装着。高度なロール制御力を発揮し、加速・減速時のピッチングを大幅に低減、オールシーズンタイヤを装着した状態でのロール制御は1.1Gという横加速度を実現した。また、従来のアンチロールシステム搭載モデルと比較して、8kgの軽量化を達成。様々なドライビングスタイルにもインテリジェントに対応し、コンディションに合わせたハンドリング特性を得ることができる。

ブレーキはレンジローバー史上初となる「カーボンセラミックブレーキ」をオプションで用意。ブレンボ社との共同開発により開発された、インテグレーテッド・パワーブースター(IPB)ブレーキシステムを装備する。こちらも初導入となる「23インチカーボンホイール」は、カーボンファイバーを層状に重ねる複雑な5スプリットスポークデザインを採用。同サイズの鍛造アルミホイールと比較して、21kgもの軽量化を果たしている。

豪華さとスポーツ性を両立したインテリア

「レンジローバー スポーツ SV EDITION TWO」のインテリア。
高級SUVとしてのラグジュアリーさを維持しながら、強大なパフォーマンスい合わせたスポーツ性能も確保。フロントシートにはホールド性の高い「SVパフォーマンスシート」が標準装備される。

インテリアデザインは、ラグジュアリーさや洗練性を損なうことなく、スポーツドライビングを意識したキャラクターを反映。メイン操作部にブラックセラミックフィニッシュを採用し、ラグジュアリーな滑らかさと硬質感を添えている。

専用の「フロントSVパフォーマンスシート」は、一体型ヘッドレスト、カーボンファイバー製バックボード、「SV」ロゴのイルミネーション、立体的なボルスターを備え、ハイパフォーマンス走行中もドライバーとパッセンジャーをしっかりとホールドする。16段階調節・マッサージ機能を備え、ヒーターとクーラーによる最高の快適性も実現した。シートの素材にはウルトラファブリックと3Dニットテキスタイルを採用。従来のレザーと比較して最大30%も軽く、製造工程でのCO2排出量を4分の1にまで削減した。

サムグリップ付きステアリングホイールは、半透明の先端部が光る革新的なギヤシフトパドルを採用。優れた握り心地と操作感を実現した。「SVモード」ボタンを押すと、足まわりのセッティングが専用プロファイルに切り替わる他、アンビエントライトもレッドへと変化する。

4種類のカラーキュレーションをラインナップ

「レンジローバー スポーツ SV EDITION TWO」に用意された4種類のキュレーション、「サンライズカッパー」。
カスタマーのライフスタイルや好みに合わせて、「レンジローバースポーツ SV EDITION TWO」には、4種類の異なるカラーキュレーション(コーディネート)が用意された。写真は「サンライズカッパー」。

「レンジローバースポーツ SV EDITION TWO」は、異なるカラーテーマによって仕上げられた4種類のキュレーションをラインナップする。

「ブルーネブラ」は、北大西洋の海岸からインスパイアされたマット仕上げとなり、ほのかにグリーンを含むカラーシフト効果で仕上げられた。サテンフォージド・カーボンサテン・エクステリアパック、塗装仕上げカーボンボンネット、23インチ鍛造ブラックホイール、カーボンセラミック・ブルーネブラ・ブレーキキャリパーが組み合わせられる。インテリアは、ライトクラウドとエボニーウィンザーレザーで仕上げられた。

グロス仕上げの「マールグレー」は、ツイルカーボングロス・エクステリアパック、エクスポーズドツイル・カーボンボンネット、23インチカーボングロスホイール、サンライズカッパーレッド・ブレーキキャリパーを装備。インテリアは、ローズウッドとエボニーウィンザーの組み合わせとなる。

サテン仕上げの「サンライズカッパー」は、ツイルカーボンサテン・エクステリアパック、23インチ鍛造ブラックアルミホイール、サンライズカッパーレッド・ブレーキキャリパーを装備。エボニーとエボニーウィンザーインテリアのインテリアが奢られる。

「リグリアンブラック」は、ツイルカーボングロス・エクステリアパック、エクスポーズドツイル・カーボンファイバーボンネット、23インチカーボングロスホイール、カーボンセラミック・ナノイエロー・ブレーキキャリパーをチョイス。こちらは、シンダーグレイとエボニー・ウルトラファブリックのインテリアを装備する。

アルガルヴェ・サーキットを周回する「レンジローバー スポーツ SV」。

ブレンボ製カーボンセラミックブレーキ装備の「レンジローバー スポーツ SV」がサーキットで耐久性能を証明

ジャガー・ランドローバー(JLR)は、ポルトガル南部のアルガルヴェ・サーキットにおいて、ハイパフォーマンス4WD「レンジローバー スポーツ SV」搭載されたブレンボ製カーボンセラミック・ブレーキシステムの耐久テストを実施した。昨年、初期限定仕様「レンジローバー スポーツ SV EDITION ONE」が発売されており、通常仕様の「レンジローバー スポーツ SV」のオーダーは2024年夏にスタートする予定だ。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…