英国製4シーターハイパーカー「ナラン ハイパークーペ」の予約開始

5.0リッターV8ハイパーカー「ナラン ハイパークーペ」がサロン・プリヴェで英国初公開「39台限定で最高出力1000PS超」

39台のみが限定製造される「ナラン ハイパークーペ」が、8月28日から31日にかけて開催されるサロン・プリヴェにおいて、英国初公開される。
39台のみが限定製造される「ナラン ハイパークーペ」が、8月28日から31日にかけて開催されるサロン・プリヴェにおいて、英国初公開される。
ナラン・オートモーティブは、8月28〜31日に英国オックスフォードシャー州のブレナム宮殿で開催されるサロン・プリヴェ(Salon Prive)において、同社初の4シータースーパースポーツ「ナラン ハイパークーペ」を公開する。39台が限定製造されるナラン ハイパークーペは、200万ポンド(約3億7700万円)のプライスタグがつけられ、予約受付がスタートしている。

Naran hyper-coupe

スイスでの初公開に続き待望の英国上陸

2021年に計画が発表された「ナラン ハイパークーペ」。2024年6月のスイス・アンデルマットにおけるワールドプレミアに続き、英国「サロン・プリヴェ」への参加が発表された。
2021年に計画が発表された「ナラン ハイパークーペ」。2024年6月のスイス・アンデルマットにおけるワールドプレミアに続き、英国「サロン・プリヴェ」への参加が発表された。

ナラン・オートモーティブは、2017年にヴィマナ・プライベート・ジェッツ社を手掛けるアメール・ナランによって、英国を拠点に設立。2021年に同社初の4シータースーパースポーツ「ナラン ハイパークーペ」の計画を発表した。その後、開発が付けられていたナラン ハイパークーペは、2024年6月にスイス・アンデルマットにおいてワールドプレミアされた。

ナラン・オートモーティブ設立に先立ち、アメール・ナランはデザイン界のレジェンドであるイアン・カラムやアドリアン・ファン・ホーイドンク、オラチオ・パガーニらと出会い、大きなインスピレーションを得た。ナラン・オートモーティブには、マクラーレンやアストンマーティンなどで経験を積んだエンジニア、メカニックらが所属しており、エンジニアリング部門はドイツ、米国、英国に拠点を置いている。 

今回、8月28日から31日にかけて開催されるサロン・プリヴェにおいて、ナラン ハイパークーペが英国デビューを飾ることが決まった。英国で最も権威のあるコンクール・デレガンスへの参加は、自動車への造詣が深い英国のカスタマーがナラン ハイパークーペを目の当たりにする初の機会となる。

ナラン ハイパークーペは、わずか39台の限定製造。内外装に関してあらゆるカスタマイズに対応する他、オーナーは自分専用のエディションネームを命名できるという。ナラン・オートモーティブの創業者であり、CEOを務めるアメール・ナランは、ナラン ハイパークーペについて次のように説明を加えた。

「ナラン ハイパークーペは、最高レベルの内外装と直感的なパフォーマンスで、目の肥えたお客様を満足させることができると自負しています。その美的感覚、ラグジュアリーレベル、ドライビングエクスペリエンスなど、彼らがクルマに夢見てきたことのすべてが現実のものとなるでしょう。カスタマイズメニューは前例のないレベルにありますが、中でもお客様がエディションネームを決められることは、大きな魅力となるはずです」

1013PSを発揮する5.0リッターV8ツインターボを搭載

パワーユニットは、最高出力1013PSを発揮する5.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンをフロントに搭載。この強大なパワーに対応すべく、可変エアロダイナミクスも導入されている。
パワーユニットは、最高出力1013PSを発揮する5.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンをフロントに搭載。この強大なパワーに対応すべく、可変エアロダイナミクスも導入されている。

ナラン ハイパークーペは、専用開発された5.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンをフロントに搭載し、最高出力1013PSを発揮。オプションで用意された「エアロパック」は、モータースポーツ由来の可変式エアロダイナミクスを備え、公道だけでなくサーキットにおいてもGT3マシンを思わせる最高レベルの走行性能を実現する。

クラシカルかつ、レーシングカーを思わせるアグレッシブなスタイリングは、「アポロ インテンサ エモツィオーネ」や「デ・トマソ P72」のデザインを手がけたジョウィン・ウォンが担当している。

4人乗車が可能なインテリアは、CNCフライス削り出しの高級ビレットアルミニウムや、3色を組み合わせたソフトタッチのテキスタイルやレザーなど、ラグジュアリーなマテリアルを贅沢に使用。カスタマーは幅広い素材、スタイリング、仕上げを自由に指定することができる。

サロン・プリヴェで公開されるプロトタイプは、ルビーを基調とした豪華なエクステリア仕上げと、繊細なアーモンドゴールドのアクセントが施されたインテリアが特徴。コクピットのアッパートリムにはルビー織りのテキスタイル、ロワトリムにはレザーが組み合わせられた。ルビーレザーでコーティングされたシートとステアリングホイールには、アーモンドゴールドのアクセントステッチが施されてている。

ウアイラ クーペと同時開発された「パガーニ ウトピア ロードスター」のエクステリア。

来週のモントレーで「パガーニ ウトピア ロードスター」がデビュー「クーペと変わらぬ乾燥重量」

パガーニ・アウトモビリは、最新オープントップ「ウトピア ロードスター」を発表した。複合素材と最先端技術の導入により、ウトピア クーペと変わらない乾燥重量1280kgを実現。価格は310万ユーロからとなっており、130台のみが限定生産される。モントレー・カーウィークにおいて、オプションの「スポーツ・パック」を採用した車両が一般公開される予定だ。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…