目次
Ferrari Challenge Japan
「488 チャレンジ Evo」によるワンメイクは今シーズンまで
ワンメイクレース「フェラーリ・チャレンジ」は、ジェントルマンドライバー、つまり本業は別にあるアマチュアレーサーによるレースだ。2日間で2レース開催され、それぞれで勝者が生まれる。さらに同一レース内で、ドライバーのスキルに併せてクラス分けされる。まずは上位クラスのトロフェオ・ピレリとエントリークラスのコッパ・シェルに分けられ、さらにそこからエキスパートとアマチュア(Am)に分けられて、都合4クラスが用意される。
前戦ラウンド4までの8レースですでにチャンピオンを確定しているのが、トロフェオ・ピレリのYudai Uchida。今シーズンは毎戦フェラーリ・ジャパンのスカラシップによる様々なヤングドライバー達の挑戦を受けてきたが、ラウンド1を除いて6レースで優勝を飾る圧倒的な強さを見せた。しかし、最終ラウンドの岡山には、そのラウンド1で唯一敗北を喫しているYuga Furutaniがエントリー。488 チャレンジ Evoによるワンメイクレースの最後のレースということもあり、是非とも勝利で飾りたいところだろう。
今年毎戦ハイレベルなバトルを見せてきたトロフェオ・ピレリ Amだが、こちらもすでに前戦までに8レース中4勝をあげているAkitaがチャンピオンを確定している。だが、ランキング2位を目指して、Kanji Yagura、Cold MAX、Motohiko Isozakiなど上位ドライバーが最終ラウンドでも見応えのあるレースを披露するだろう。
激闘が続くコッパ・シェル・クラス
コッパ・シェルで大きなリードを持ってランキング首位に立つのは、昨シーズンデビューしたYasutaka Shirasaki。今年4勝をあげて、コッパ・シェルクラスのチャンピオンは目の前だ。しかし、このところ調子を上げているPhil KimとKazutaka Miuraの追撃もあって油断できない展開となっている。
コッパ・シェル Amもまだ多くのドライバーにチャンピオンの可能性が残されているクラスだ。現在のポイントリーダーはこれまで4勝をあげているMasafumi Hiwatashi。毎ラウンド2レース中どちらかで優勝する安定感を見せてきた。しかし2勝のRyutaro Saitoにもチャンスが残っている。
2024年のフェラーリ・チャレンジ・ジャパン最終戦となるラウンド5は岡山国際サーキットで、8月24〜25日に2レース開催される。