【フェラーリ・チャレンジ】ジャパンシリーズ最終ラウンドのレース1が開催

岡山国際サーキットで今年の日本戦最終ラウンドのレース1が開催【フェラーリ・チャレンジ】【動画】

総合でも4位に入る大健闘を見せてクラスチャンピオンを確定したYasutaka Shirasaki。
総合でも4位に入る大健闘を見せてクラスチャンピオンを確定したYasutaka Shirasaki。
8月25日、2024年シーズンのフェラーリ・チャレンジ・ジャパン最終ラウンドが灼熱の岡山国際サーキットで開催された。土日で2レース開催されるが、土曜のレース1には20台の488チャレンジEvoが参加。見応えのある19周のレースを展開した。

Ferrari Challenge Japan

トロフェオ・ピレリAmのCold Maxが今シーズン初優勝

8月25〜26日の2日間で2レース開催される「フェラーリ・チャレンジ」。33℃という高温の中でスタートしたレース1は、序盤にセーフティーカーが導入されたものの、その後は随所でクリーンなバトルが展開された。20人の参加ドライバーは、上位クラスのトロフェオ・ピレリとエントリークラスのコッパ・シェルに分けられ、さらにそこからエキスパートとアマチュア(Am)に分けられて、都合4クラスが用意される。

トロフェオ・ピレリでは、フェラーリジャパンのスカラシップで2戦目の参戦となるヤングドライバーのYuga Furutaniがポールポジションを獲得。しかし、オープニングラップでマシントラブルによってリタイヤしてしまう。代わりにトップに立ったのは、3位からスタートした2年連続チャンピオンYudai Uchidaだ。それを追う予選2位のRin ARAKAWAはレース中盤にYudai Uchidaに追いつくと、テールトゥノーズのバトルを演じる。しかしファイナルラップまで続いた死闘はYudai Uchidaが勝利し、今シーズン7勝目を挙げた。

トロフェオ・ピレリAmでクラスポールポジションを獲得したのはクラスチャンピオンを決定しているAkita。しかしレースでは予選3位のCold Maxが抜群のスタートを決めて、1周目でトップに立つと冷静なペースでリードを保ち、嬉しい今シーズン初優勝を遂げた。

コッパ・シェルのYasutaka Shirasakiがチャンピオンを獲得

コッパ・シェルの予選は、今シーズン8レース中5勝を挙げ、クラスチャンピオンを目前としているYasutaka Shirasaki。なんとトロフェオ・ピレリ Amクラスを上回る、総合4位につける速さをみせてクラスポールポジションを獲得。レースでクラス優勝はもちろん、総合でも4位に入る大健闘を見せてクラスチャンピオンを確定した。

今回最多となる8台がエントリーしたコッパ・シェル Am。予選ではRyutaro Saitoが初のクラスポールポジションを獲得。ポイントリーダーのMasafumi Hiwatashiは3位スタートだ。レースではオープニングラップにMasafumi Hiwatashiがクラストップに立つが、中盤の9周目にRyutaro Saitoが首位に立つと、徐々にリードを広げて初めてのクラスポールトゥウインを飾った。

フェラーリ・チャレンジ・ジャパン・ラウンド5 岡山国際サーキット レース1を動画でチェック!

フェラーリ・チャレンジ・ジャパン・ラウンド5 岡山国際サーキット レース2を動画でチェック!

488 チャレンジ Evoによるワンメイクレースの最後のレースを制するのは誰か?

2024年のフェラーリ・チャレンジ・ジャパンの最終ラウンドが岡山国際サーキットで明日開催【動画】

残すところ最終戦となる岡山国際サーキットでのラウンド5のみとなったフェラーリ・チャレンジ・ジャパン。すでにチャンピオンが決定しているクラスもあるが、最終ラウンドまで予断を許さない熾烈なポイント争いをしているクラスもある。来年からは「296 チャレンジ」の出走もあるため、「488 チャレンジ Evo」によるワンメイクは今シーズンまでとなる。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…