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PORSCHE 911 GT3 RS
スパルタンモデルらしいアグレッシブなフロント
「ポルシェ 911 GT3 RS」は、シリーズの中でも「公道のレーシングカー」や「サーキットウェポン」などの異名を持つスパルタンなモデルだ。撮影に成功したプロトタイプは、ベースモデルと共通デザインのヘッドライト以外は差別化が図られているようだ。のこぎりの歯のような形状をしたフロントフェンダーベントをはじめ、ウイングレットやボンネットエアスクープを装備するなどアグレッシブなデザインが施されているのがわかる。
巨大なスワンネック・リヤスポイラーが目をひく
リヤフェンダーには、新設計のエアインテークが見える。またフェンダー後部には偽装が施されていることから、エアアウトレットのデザインも変更される可能性がある。巨大なスワンネックスポイラーを装備しており、ダウンフォースは現行モデルの860kgから増えると予想される。また「GTS」や「カレラ」と同様、イルミネーション付きの「PORSCHE」ロゴが取り付けられるだろう。
インテリアは992.2世代としてのアップデート
992.2世代では、1964年の登場以来911の定番となっていたアナログのタコメーターに代わり、新しいフルデジタルのインストゥルメントクラスターが導入された。同様のデジタル化がGT3 RSにも予想されるほか、カーボン製のバケットシートとファブリックの”ドアプル”が標準装備されるだろう。
パワートレインは伝統の水平対向4.0リッター自然吸気エンジン
注目のパワートレインだが、伝統的な自然吸気4.0リッター水平対向6気筒エンジンが予想されている。ハイブリッドテクノロジーは導入されない見込みだが、最高出力は現在の535PSからパワーアップが期待される。992.2世代GT3 RSのワールドプレミアは2024年内に予定されているようだ。価格は20万ユーロ(約2900万円)程度と予想される。