ロールス・ロイスの重要モデル「カリナン・シリーズⅡ」が日本上陸

ロールス・ロイスに大変革を起こしたラグジュアリーSUV「カリナン シリーズⅡ」が早くも日本デビュー

ロールス・ロイスのラインナップにおいて今や最も重要なモデルとなったカリナンがシリーズⅡへと進化を遂げた。右手に立つのはロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクター、アイリーン・ニッケイン氏。
ロールス・ロイスのラインナップにおいて今や最も重要なモデルとなったカリナンがシリーズⅡへと進化を遂げた。右手に立つのはロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクター、アイリーン・ニッケイン氏。
今年5月に発表された「カリナン シリーズ2」が8月29日、東京・表参道でジャパンローンチとなった。会場にはロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクター、アイリーン・ニッケイン氏も駆けつけた。

Rolls-Royce Cullinan Series Ⅱ

ロールスの顧客層に変化をもたらしたカリナン

フロントからリヤ伸びる3本のラインが非常に伸びやかで美しいボディラインを強調している。
フロントからリヤ伸びる3本のラインが非常に伸びやかで美しいボディラインを強調している。

 ロールス・ロイス初のSUVとして2018年に登場した「カリナン」は、同社の顧客層を一変させた革命児だ。従来のロールス・ロイスといえば、ショーファードリブンの代名詞であり、実際に自らステアリングを握るユーザーは70%未満だったという。
 
 しかし、カリナンはアクティブなライフスタイルを好む若き成功者たちの心を捉えた。現在、カリナンのオーナーで運転手を利用する人は10%を下回るという。また、カリナン登場以降、ロールス・ロイスの顧客の平均年齢は2010年時の56歳から、43歳へ大幅に下がったという。東京やNYのようなメトロポリタンシティに住み、休日はカリナンを運転してアクティビティを満喫する、そんなユーザー層が容易に想像できる。
 
 このように現在のロールス・ロイスのラインナップにおいて重要なモデルとなったカリナンが「シリーズⅡ」へと進化を果たし、8月29日、東京・表参道ヒルズにおいてジャパン・ローンチとなった。

カリナン初の23インチホイール

 エクステリアデザインに目をやると、V字型のバンパーや前縁を低く下げた新意匠のイルミネーテッドグリル、デイタイムランニングライト間のホライゾンラインがよりモダンで力強いフロントフェイスを造形しているのがわかる。リヤはエキゾースト・サラウンドがポリッシュ仕上げのステンレス製に変更されている。外観で最も注目したいのがカリナンで初採用された23インチの7スポークホイールだ。立体的かつ高度なファセット加工が施され、まるで鏡面のような輝きを持つ。
 
 室内ではレーザーで7000ものドッドをエッチングしたという助手席前部のイルミネーテッド・フェイシアパネルがパッセンジャーの目を楽しませてくれる。夜になると摩天楼からインスピレーションを得たグラフィックが光で浮き上がる。その隣にはロールス・ロイス車で初採用となるスピリット・オブ・エクスタシー・クロックキャビネットが鎮座する。アナログ時計とライトで浮かび上がるスピリット・オブ・エクスタシーのコンビネーションは非常に芸術的だ。

室内にもスピリット・オブ・エクスタシーが!

 登壇したロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクター、アイリーン・ニッケイン氏は「より洗練されたカリナン・シリーズⅡをアジア太平洋地域で最も重要な試乗のひとつである日本で披露できたことを嬉しく思う」と語っていた。
 
 なおカリナン・シリーズⅡでは、若者から人気のあるスポーティな「ブラックバッジシリーズ」も同時発売になるという。

PHOTO/Rolls-Royce Motor Cars、GENROQ

SPECIFICATIONS

ロールス・ロイス・カリナン・シリーズⅡ


ボディサイズ:全長5335×全幅2000×全高1835㎜ 
ホイールベース:3295㎜ 
エンジン:V型12気筒DOHC 
総排気量:6750cc 
最高出力:420kW(571PS)/5000〜5750rpm 
最大トルク:850Nm(86.7㎏m)/1600〜4250rpm 
トランスミッション:8速AT 
駆動方式:AWD 
サスペンション形式:前ダブルウイッシュボーン 後マルチリンク 
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク 

「ロールス・ロイス カリナン シリーズ Ⅱ」のエクステリア。

スーパーラグジュアリーSUV「ロールス・ロイス カリナン」がシリーズ Ⅱにアップデート【動画】

ロールス・ロイスは、スーパーラグジュアリー SUV「カリナン」に大幅な改良を施した「カリナン シリーズ Ⅱ」を発表した。エクステリアがブラッシュアップされた他、インテリアには220万ものステッチと最長11マイルもの糸を使用した「デュアリティ・ツイル(二重綾織り)」シートが導入されている。

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