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Ferrari 499P
厳しいコンディションで499Pが快走
気温33℃、路面温度53℃にまで上昇する厳しいコンディションなか、WEC第6戦ローンスター・ル・マンは、8月31日に予選とハイパーポールを実施。公式予選において、フェラーリAFコルセの「フェラーリ 499P」51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィ)が1分50秒734を叩き出し、トップに立った。
さらに、フェラーリAFコルセの50号車(アントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン)が1分51秒059の2番手タイム、AFコルセの83号車(ロバート・クビサ、ロバート・シュワルツマン、イーフェイ・イエ)が1分51秒233の4番手タイムをマークし、3台の499Pがトップ10グリッドを決めるハイパーポールに進出した。
続いて行われたハイパーポールにおいて、ジョヴィナッツィがドライブした51号車が1分50秒390を叩き出し、ポールポジションを獲得。83号車のステアリンを握ったクビサが1分50秒667の2番手タイムで続き、フェラーリ 499Pが決勝レースに向けてフロントロウを独占。一方、50号車は1分50秒751で4番手につけた。
シーズン2度目のポールポジション
フェラーリのポールポジション獲得は、第2戦イモラ6時間以来、シーズン2度目。ポールポジションを決めたジョヴィナッツィは、次のように予選とハイパーポールを振り返った。
「私たちは2023年シーズンのスパ6時間でポールポジションを逃し、すごく悔しい思いをしています。フリープラクティスからずっと、強い決意で臨んできました。今日のハイパーポールでも高いモチベーションを維持できたことが、本当に大きかったと感じています。あらためてチーム全員とチームメイトに心から感謝したいです。決勝は6時間の厳しいレースが待っていますが、素晴らしい結果を目指して挑みます」
50号車のアタックを担当したフォコは、4番手グリッドから決勝レースでの挽回を狙う。
「ハイパーポールは予選よりも難しい展開になりました。ただ、サーキット・オブ・ジ・アメリカズは499Pとの相性がとても良いと感じています。自信を持って決勝に挑むことができそうです。6時間レースは長く、コンディションはレース中に大きく変化する可能性があります。とにかくしっかりと集中し、ベストを尽くします」