ピレリが最新技術「エレクト・テクノロジー」の動画を公開

ピレリの電動車向けテクノロジー「エレクト」の先進性「従来型より航続距離50km延長」【動画】

ピレリは、電動モデル用技術「エレクト・テクノロジー」をアピールする動画を、公式YouTubeチャンネルに公開した。
ピレリは、電動モデル用技術「エレクト・テクノロジー」をアピールする動画を、公式YouTubeチャンネルに公開した。
ピレリが開発した電気自動車/プラグインハイブリッド車専用テクノロジー「エレクト(ELECT)」は、2019年の導入以来、500件を超えるメーカーからの技術承認を取得。EVやハイブリッドモデルの車両特性を後押しする技術が数多く導入されており、プレミアム/プレステージカーメーカー10社中7社が、この技術を搭載したタイヤを標準装着として選択しているという。今回、ピレリは公式チャンネルに「ピレリ エレクト」の先進性をアピールする動画を公開した。

PIRELLI ELECT

効率性に加えて静粛性も向上

転がり抵抗を抑えたピレリのエレクト・テクノロジーは、EVやプラグインハイブリッドの航続距離を最大50kmも伸ばすことができる。さらに、タイヤの摩耗を抑え、静粛性を向上させる効果も持つ。
転がり抵抗を抑えたピレリのエレクト・テクノロジーは、EVやプラグインハイブリッドの航続距離を最大50kmも伸ばすことができる。さらに、タイヤの摩耗を抑え、静粛性を向上させる効果も持つ。

ピレリのエレクト・テクノロジーが導入されたタイヤは、低い転がり抵抗によって航続距離を最大50km延ばした。これにより、充電コストを年間最大150ユーロも節約すると謳う。

革新的なコンパウンドによりグリップレベルが向上し、電動モーターの高トルクに対応。構造が強化されているため、車両重量が重いEVの負荷にも耐えることができる。この結果、タイヤの摩耗が最大20%も削減し、車内の静粛性も最大20%も向上。電動モデルのアドバンテージである静粛性を、後押しするタイヤだと言えるだろう。

ポルシェ タイカンに標準装着された「P Zero」でデビューしたエレクト・テクノロジーは、現在、ピレリの主要製品の多くに採用。プレミアム/プレステージカーメーカーがスポーティなモデルに採用する「P Zero」ファミリーは、高性能BEVやPHEVに求められる快適性と効率性を兼ね備えている。

エレクト・テクノロジーは、夏用タイヤだけでなく、冬用タイヤ(22%)やオールシーズンタイヤ(17%)への採用数を増やしており、トレッドに厚みのある冬用タイヤでも騒音低減と転がり抵抗低減のメリットをもたらし、低温時の汎用性と安全性を高める効果を実現している。

ピレリの最高技術責任者を務めるピエロ・ミザーニは、エレクト・テクノロジーについて次のように説明を加えた。

「電動モデルは、従来の内燃機関搭載車とは大きく異なり、特別なタイヤを装着する必要があります。エレクト・テクノロジーが大手自動車メーカーから取得した技術承認の数は、車両、タイヤ、季節性に適応できる技術を提供するという、私たちが選択した道の正しさを裏付けています。現在ではヴァーチャルリアリティやAIなど、最新の開発ツールを活用することで、EVの技術要件と性能要件に適合したタイヤを、より迅速に設計できるようになりました」

「ピレリ エレクト」を動画でチェック!

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2019年に登場して以来、ハイパフォーマンスEVの先駆者となったタイカンがビッグマイナーチェンジ。 新型タイカンは航続距離の伸長はもちろん、充電速度、システム出力などあらゆる面が大幅にアップデートされた。 最強グレード「タイカンターボGTウィズ・ヴァイザッハパッケージ」の試乗記を中心に、新型タイカンの魅力をお伝えする。(GENROQ 2024年6月号より転載・再構成)

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…