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ASTON MARTIN Valhalla AMR
大幅な空力性能向上
ニュルブルクリンクで目撃された「ヴァルハラ AMR」プロトタイプは、ベース仕様のヴァルハラを大幅に上回る空力処理が施されている。巨大なリヤウイングとフロントスプリッターを備えているほか、ヘッドライト、ガルウィングドアのレイアウト、サイドパネル、エアインテーク、各種フラップやリヤ全体に至る、ほぼすべてのボディパネルを変更している。また、“スワン ネックミラー”も再設計されている。
そのほか、AMRはアクティブシャーシを装備するとともに、車両フロアに取り付けられた可変フラップによってダウンフォースの調整が可能なようだ。
パワートレインの基本は標準仕様と共通
パワートレインの構成はヴァルハラと同じで、4.0リッターV8ツインターボエンジンをミッドにマウントし、フロントアクスルに2基、トランスミッションに1基のモーターを搭載する。最高出力812PSのエンジンと3基合計で200PSを発生するモーターによって、システム最高出力は1012PSに達する。これは、同じエンジンを積む「メルセデスAMG GT 63S Eパフォーマンス」の816PSをはるかに上回る。
目標はニュル最速の量産車
出力アップや軽量化、F1マシンよりも大きなダウンフォースを発生する空力性能などにより、ヴァルハラはさらなる高性能モデルへと進化する。アストンマーティンが「ハイパーカーとスーパーカーのミックス」と表現するヴァルハラAMR。その登場は2025年後半と予想される。
現在はニュルのラップタイム目標を6分30秒に設定して開発が進められているといわれている。これが達成されれば、現在の記録保持車両である「メルセデスAMG One」を破り、ニュル最速の量産車となる。
