【スクープ!】 「ポルシェ カイエン EV」のプロトタイプをニュルで目撃!

大型化された次世代「ポルシェ カイエン」はなんと3列7人乗りSUVに!?【スクープ!】

次期型「ポルシェ カイエン」EVバージョンのプロトタイプがニュルで高速テストを敢行。
次期型「ポルシェ カイエン」EVバージョンのプロトタイプがニュルで高速テストを敢行。
次期型「ポルシェ カイエン」のEVバージョンをカメラが捉えた。ニュルブルクリンクで高速テストを行ったプロトタイプには、依然として厳重なカモフラージュが施されていたが、見えてきたこともある。

PORSCHE Cayenne

ホイールベースが延長される

ホイールベースが延長され、初の3列7人乗り仕様が登場するかもしれない。
ホイールベースが延長され、初の3列7人乗り仕様が登場するかもしれない。

以前に目撃された「ポルシェ カイエン EV」次期型のプロトタイプには、フロントバンパーに可動式エアインテーク(アクティブベント)が装備されていた。今回のテスト車両には固定式のスラットが見えることから、グレード違いと思われる。ヘッドライト周辺のカモフラージュは、現行型よりもコンパクトなデザインを偽装しているようだ。

最大の注目はそのサイズで、ホイールベースがかなりストレッチされていることがわかる。次世代ではボディが大型化され、初の3列7人乗り仕様が投入されそうだ。

VWグループのPPEプラットフォームを採用

プレミアムEV用に設計されたVWグループの「PPEモジュラープラットフォーム」を採用する。
プレミアムEV用に設計されたVWグループの「PPEモジュラープラットフォーム」を採用する。

次期型カイエンEVは、マカンEVと同様にプレミアムEV用に設計されたフォルクスワーゲングループの「PPEモジュラープラットフォーム」を採用する。このプラットフォームは柔軟性が高く、複数のサイズで車高の高いモデルと低いモデルを生み出すことができる。

最高出力は800PSオーバー?

クワッドモーター搭載で800馬力超えも期待できそうだ。
クワッドモーター搭載で800馬力超えも期待できそうだ。

マカンEVの場合、このプラットフォームは100kWh(使用可能95kWh)のバッテリーパックと各車軸を駆動するモーターをサポートする。マカンのパワーユニットは、ターボグレードで最高出力630PS、最大トルク1128Nmを発揮するが、カイエンEVでは最上位のターボグレードに「クワッドモーター」の搭載が予想されている。その場合の最高出力は、800PSオーバーも期待できる。

10分の充電で250kmの走行が可能に

新アーキテクチャーでは、270 kWの急速充電が可能になる。
新アーキテクチャーでは、270kWの急速充電が可能になる。

また、800Vアーキテクチャーとバッテリーセルの最適化により、最大270kWの急速充電が可能になる。フォルクスワーゲングループ内の他のモデルと同じであるならば、約20分で10%から80%への充電ができる。バッテリーがほぼ空の状態から、10分で最大250km超の走行が可能となる。開発に遅れが出ているようで、ワールドプレミアは早くても2026年初頭となると思われる。

「ポルシェ カイエン EV」の初期プロトタイプが雪のスウェーデンで目撃された。

【スクープ!】新型ポルシェ マカンEVの皮をかぶった「カイエンEV」は2025年末に登場か?

ポルシェにとって2番目の電動SUVが、寒冷地で初期テストを行う様子を撮影したスクープフォトを入手した。「マカンEV」の過激なRSバージョンの様にも見えるプロトタイプの中身は「カイエンEV」だ。

キーワードで検索する

著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…