4代目新型「ベントレー フライングスパー」がワールドプレミア

新型「ベントレー フライングスパー」が782PSと1000Nmの4ドアハイブリッドスーパーサルーンとしてデビュー【動画】

4代目に進化した新型「ベントレー フライングスパー」のエクステリア。
ベントレーのフラッグシップサルーン「フライグスパー」が4代目に進化、新たにウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドが導入された。
ベントレーモーターズは、ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドを搭載する新型「フライングスパー」をワールドプレミアした。ベントレー史上最強となる最高出力782PS、最大トルク1000Nmの4ドアサルーンの発表を記念し、ベントレーは元F1ドライバーのデイモン・ヒルが登場するスペシャル動画を制作し、公式YouTubeチャンネルに公開している。

Bentley Flying Spur

デイモン・ヒル登場の特別動画を公開

4代目に進化した新型「ベントレー フライングスパー」の走行シーン。
4代目フライングスパーのワールドプレミアに合わせて、ベントレーは元F1ドライバーのデイモン・ヒルと、期待の新星リア・ブロックによる、新型フライングスパーのスペシャル動画を制作。公式YouTubeチャンネルに公開した。

ベントレーは、4代目に進化したフラッグシップサルーン新型「フライングスパー」をワールドプレミアした。予告通り、コンチネンタル GTから導入された新開発「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」が搭載され、EVモードでの航続距離は76km、最大航続距離は829kmを実現。CO2排出量は先代フライングスパーから90%も削減されている。

ベントレーは、新型フライングスパーを、同社初の「4ドアスーパーカー」と銘打っており、最高出力は先代から147PSも向上した782PS、最大トルクは1000Nmを発揮。0-100 km/hは3.5秒というスーパースポーツを凌駕する加速力を手にした。

インテリアは、新デザインのステッチオプションや、ドア&ピラーに3Dダイヤモンドハイドを追加。インテリジェント・エア・イオナイゼーションや、4つのシートの自動姿勢調整機能を含むウェルネス・シーティングも導入されている。また、専用アプリ「My Bentley App Studio」により、スマートフォンとのシームレスな同期も実現した。

新型フライングスパーの発表を受けて、ベントレーはモータースポーツ界のアイコンとのコラボレーションを実施。1996年のF1ワールドチャンピオンのデイモン・ヒルと、ウィリアムズ F1アカデミーのリア・ブロックが共演したスペシャル動画が、公式YouTubeチャンネルに公開された。この動画には、元F1ドライバーのマーティン・ブランドルが、2001年のル・マン24時間レースでドライブしたベントレー EXP スピード8と共にカメオ出演している。

ベントレー史上最もパワフルなサルーン

4代目に進化した新型「ベントレー フライングスパー」の走行シーン。
コンチネンタル GTに続き導入されたウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドは、4.0リッターV型8気筒ツインターボに高性能電気モーターが組み合わせられ、最高出力は782PSを発揮。ベントレー史上最もパワフルなサルーンの称号を手にした。

新型フライングスパーに搭載される、ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドは、エンジン単体で最高出力600PSを発揮する4.0リッターV型8気筒ツインターボに最高出力190PSの電気モーターを組み合わせ、8速DCTを介して4輪を駆動する。

最高システム出力782PS、最大システムトルクは従来の6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジンから11%以上も向上した1000Nmを発揮。先代フライングスパー スピードと比較し、低回転域から高いトルクを発生し、すべての回転域において出力向上を果たした。これにより、ベントレー史上最もパワフルなサルーンの称号を手にしている。

V8エンジンは従来のバキュームシステムを廃し、燃料噴射圧を従来の200barから350barに引き上げることで、よりクリーンな燃焼と排出ガスレベルの改善を実現。電気モーターがターボラグをカバーするため、軽量なツインシングルスクロール・ターボチャージャーが採用された。また、電気モーター使用時にエンジンを完全停止できることから、気筒休止システムは廃止されている。

電気モーター単体で最高出力190PS、最大トルク450Nmを発揮し、EVモードでの最高速度は140km/h。25.9kWh容量のリチウムイオンバッテリーにより、EVモードの最大航続距離は最大47マイル(76km)、V8エンジンと電気モーターを組み合わせた最大航続距離は829km(515マイル)に達する。車載充電器とバッテリー容量の拡大により、2.75時間でフル充電が可能となっている。

先代をブラッシュアップしたエクステリア

4代目に進化した新型「ベントレー フライングスパー」のエクステリア。
エクステリアは、3代目フライングスパーから多くをキャリーオーバーしながらも、グリルやフロントバンパーに新デザインが導入されている。

エクステリアデザインの多くは、2019年に発表された3代目フライングスパーからキャリーオーバーされ、筋肉質でありながらエレガントなデザインを踏襲。ただ、様々なコンポーネントがブラッシュアップされている。

標準装備されるダークティント仕上げのブライトウェアが、スポーティでテクニカルな雰囲気を追加。フライグスパー スピード専用で、新デザインのグリル、フロントバンパー、リヤディフューザーが導入されている。「スタイリング・スペシフィケーション・エアロパッケージ」は空力ポーネントの多くがボディカラー仕上げとなるが、カーボンファイバー仕上げをチョイスすることも可能だ。

ドアに装備された「LEDウェルカムランプ」は、フロントドアを開けると「Bentley Wings」のロゴを地面へと立体的に照射。ベントレーが独自開発した光の彫刻技術は、ベントレー・マリナーが手がけたコーチビルドプロジェクト「バトゥール」に続く導入となる。新デザインの22インチ・テン・スウェプト・スポークホイールは、グレーペイントとブラックペイントという、2種類の仕上げから選ぶことができる。

インテリアに最新ウェルネス機能を導入

4代目に進化した新型「ベントレー フライングスパー」のインテリア。
ラグジュアリーなインテリアは、これまで通り様々なレザーやトリムを自由に組み合わせることが可能。パッセンジャーそれぞれに最適な環境を提供する、新たに「ウェルネス・シーティング」がオプションとして用意された。

広々としたキャビンは、ベントレーが誇る美しくエレガントなデザインと、職人によるクラフトマンシップを融合。今回、3Dダイヤモンド・キルティングとシートセンター部のパーフォレーションパターンに変更が加えられた、新デザインのシートが採用されている。

ドアインナーとBピラーには、素晴らしい触り心地をもたらす「プレシジョン・3Dダイヤモンド・ハイド」を導入。12.3インチ高精細ディスプレイや3基のアナログダイヤルを自由に選ぶことができるハンドクラフトベニア製「ベントレー・ローテイティング・ディスプレイ」もオプションとして用意された。

インテリアカラーは、22色のプライマリー・ハイドカラー、11色のセカンダリーシェード、4色のスプリットカラーにより、レザーだけで700以上の色の組み合わせが可能。レザーに加えて8種類のウッドパネル、3種類のテクニカルフィニッシュも用意されており、こちらはシングルまたはデュアルフィニッシュとして選ぶことができる。

今回、フライングスパーとしては初めて「ウェルネス・シーティング」仕様が4座すべてに設定された。ウェルネス・シーティングには、シート・オートクライメートシステムと自動姿勢調整機能が含まれており、ゾーン化された暖房と換気によって最適な体温を測定・維持。走行中、パッセンジャーの筋肉にかかる圧力を心地良く、シームレスに変化させることで、疲労を最小限に抑える。

新たに導入された空調システム「インテリジェント・エア・イオナイゼーション」は、粒子状物質フィルターに加えて、車外と車内の空気の質を表示する専用ディスプレイを装備。衛星ナビゲーションと連動し、トンネル内など車内の空気の質を改善する必要がある場合、空調を自動的にコントロールする。

新型ベントレー フライングスパーを動画でチェック!

ベントレーは、デビューが迫る新型フライングスパーのティザー写真を公開。合わせて、コンチネンタル GTに続き「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリット」の搭載を明らかにした。

まもなくデビューの次期型「ベントレー フライングスパー」がウルトラ・パフォーマンス・ハイブリットを搭載

ベントレー モーターズは、新型フラッグシップサルーン「フライングスパー」のティザー写真を公開。合わせて、最高出力782PSを発揮する「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」を搭載することを明らかにした。2019年以来のモデルチェンジとなる次期フライングスパーは新型ハイブリッドパワートレインを搭載し、ベントレー史上最もパワフルなサルーンとしてデビューを飾る。

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著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…