【WEC】BMW M ハイブリッド V8が富士で2位表彰台

「BMW M ハイブリッド V8」15号車が富士6時間レースで待望の初ポディウム「2024年からWEC復帰」【動画】

2024年シーズンからWECに投入されたBMW M ハイブリッド V8が、WEC第7戦富士6時間レースにおいて、2位表彰台を獲得した。
2024年シーズンからWECに投入されたBMW M ハイブリッド V8が、WEC第7戦富士6時間レースにおいて、2位表彰台を獲得した。
富士スピードウェイを舞台に開催された、2024年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦「富士6時間レース」決勝において、BMW M・チームWRTの「BMW M ハイブリッド V8」15号車が2位表彰台を獲得した。今シーズンからWECに復帰したBMWにとって初の表彰台フィニッシュとなる。

BMW M Hybrid V8

ふたつのクラスでポディウムフィニッシュ

富士スピードウェイで行われた富士6時間レースにおいて、BMW勢は、ハイパーカークラスに加えて、LMGT3クラスでもBMW M4 LMGT3 46号車が3位表彰台を獲得した。
富士スピードウェイで行われた富士6時間レースにおいて、BMW勢は、ハイパーカークラスに加えて、LMGT3クラスでもBMW M4 LMGT3 46号車が3位表彰台を獲得した。

2024年シーズンのWECにBMWは、トップカテゴリーのハイパーカークラスに2台の「BMW M ハイブリッド V8」をエントリーさせている。チーム運営はベルギーを拠点とするBMW M・チームWRTが担当し、15号車はドリス・ヴァントール、ラファエル・マルチェッロ、マルコ・ヴィットマン、20号車はシェルドン・ヴァン・デル・リンデ、ロビン・フラインス 、レネ・ラストがドライブする。

大観衆が集まった富士スピードウェイで開催された、WEC第7戦「富士6時間レース」において、堅実なレースを戦ったBMW M ハイブリッド V8 15号車が、BMW Mモータースポーツとしては初となるWECでの表彰台を獲得。20号車は序盤のアクシデントで、リタイアに終わっている。また、LMGT3クラスでも「BMW M4 LMGT3」46号車(アーマド・アル・ハーティ/ヴァレンティーノ・ロッシ/マキシム・マルタン)が、予選12番手から3位表彰台を手にした。

BMW Mモータースポーツを率いるアンドレアス・ロッシは、富士でのレースウイークを終えて、次のように喜びを語った。

「富士6時間レースは、私たちにとって素晴らしい結果となりました。WECのデビューシーズンにおいて、BMW MチームWRTとBMW Mハイブリッド V8が初の表彰台を獲得したのは素晴らしいのひと言です。15号車をドライブした、ドリス・ヴァントール、ラファエル・マルチェッロ、マルコ・ヴィットマンの3人、そしてチームメンバー全員に『おめでとう!』と言いたいです」

「BMW Mハイブリッド V8は、前戦の段階ですでにトップを争うペースを見せていましたが、富士においては最初のラップから素晴らしいスピードを披露していました。 今回は2位表彰台は、このプロジェクトに多大な労力を注いでくれたすべての人にとって、最高のご褒美になりました。そして、LMGT3クラスでも、素晴らしいレースとなりました。予選がうまくいかなかったにもかかわらず、両車とも素晴らしいレースを展開し、ポジションを大きく上げたのです」

予選3番手から2位表彰台を獲得

2024年シーズンからWECに投入されたBMW M ハイブリッド V8が、WEC第7戦富士6時間レースにおいて、2位表彰台を獲得した。
レースウイークを通じて好調を維持したBMW Mハイブリッド V8 15号車は、ハイパーポールで3番グリッドを確保。決勝ではひとつポジションを上げ、2位フィニッシュを果たした。

BMW Mハイブリッド V8 15号車は、フリープラクティスの段階から素晴らしいペースを披露し、9月13日金曜日には最速タイムも記録。14日に行われた予選ではヴァントールが15号車のアタックを担当し、トップ10台で争われるハイパーポールにおいて1分29秒059をマーク。今シーズン、チーム最高の3番グリッドを確保した。

16日の決勝レースは、第1スティントを担当したヴィットマンが、スタート直後に2番手に浮上。マルチェッロ、ヴァントールと完璧な走行でバトンをつなぎ、2位でフィニッシュ。BMW Mハイブリッド V8でのWEC参戦以来初となる、ポディウムフィニッシュを果たしている。

一方、チームメイトのBMW Mハイブリッド V8 20号車は、バッドラックに見舞われることになった。決勝2周目、ターン1においてアクシデントに巻き込まれ、損傷したパーツがフロントセクションにヒット。マシンに大きなダメージを負ったことで、緊急ピットインを余儀なくされた。さらに、レース終盤にはリタイアを選んでいる。

決勝レースで素晴らしいスタートを見せたヴィットマンは、フィニッシュ後に喜びを爆発させた。

「私たちドライバー、チームメンバー、そしてBMW Mモータースポーツにとって、素晴らしい週末になりました。BMW Mハイブリッド V8で、WECの表彰台に初めて立つことができたのです。練習走行、予選、そして決勝でも最高のパフォーマンスを発揮することができました。完璧な走りで、スタートも成功しましたね。自分としても本当に誇らしく思います。初の表彰台は信じられないほどの喜びに包まれました。チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれましたし、私は本当に幸せです」

WEC富士6時間レースのハイライトを動画でチェック!

WEC第7戦富士6時間レース決勝レースが、9月15日に開催され、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのポルシェ 963 6号車が勝利を飾った。

灼熱のWEC第7戦富士6時間レースで「ポルシェ 963」6号車が2勝目「ドライバーズ選手権のリード拡大」【動画】

9月15日、富士スピードウェイにおいて、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦「富士6時間レース」決勝が開催され、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの「ポルシェ 963」6号車(ケビン・エストレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・ヴァントール)がシーズン2勝目を飾った。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…