2025年モデル「ジープ ラングラー」は4種類のパワートレインをラインナップ

2025年モデル「ジープ ラングラー」がミリタリーイメージの新色「’41」を追加「コネクティング機能強化も」

「ジープ ラングラー」2025年モデルのエクステリア。
「ジープ ラングラー」2025年モデルの受注がスタート。装備が充実化し、新色も追加された。
ジープブランドは、「ラングラー」とプラグインハイブリッドモデル「ラングラー 4xe」の2025年モデルを発表した。2025年モデルのラングラーは、2.0リッター直4ガソリンターボ、3.6リッターV型6気筒ガソリン、6.4リッターV型8気筒「HEMI」、高効率プラグインハイブリッド・パワートレインをラインナップする。

Jeep Wrangler MY25

新色の追加と標準装備が充実化

「ジープ ラングラー」2025年モデルのエクステリア。
2025年モデルは「アンビル」「ブラック」「ブライトホワイト」「ファゾムブルー」「ファイアクラッカーレッド」「グランティクリスタル」「ハイドロブルー」の従来色に、新色の「’41」を追加。パワーロックとパワーウィンドウが全車に標準装備される。

80年以上にわたる4輪駆動技術のバックグラウンドを持つジープブランド。ラングラーはジープが掲げる「自由な選択肢の提供」をベースに、高度なオフロード性能、象徴的なジープデザイン、開放感あふれるオープンエア、先進的なパワートレイン、洗練されたインテリアが組み合わせられている。2025年モデルのラングラーには、その高度な専門知識に裏打ちされたアップデートが施された。

ラングラーはボディ・オン・フレーム構造に、足まわりは前後に5リンク式サスペンションシステム、ソリッドアクスルを搭載。オプションとして、電子制御式デフロック機能を追加することも可能となっており、よりタフな機能を求めるカスタマーにはダナ社製フルフロートリヤアクスル、8000ポンドの牽引能力を持つワーニング社製ウィンチ、最大5000ポンドの牽引能力の追加も用意されている。

2025年モデルでは、全モデルにパワーロックとパワーウィンドウを標準装備。ボディカラーにミリタリーオリーブドラブをイメージした新色の「’41」が追加された。さらに専用アプリを介して、車両に乗り込む前に「アクティブ・キャビンベンチレーション」を起動させ、車内を換気できるようになった。

最高出力476PSを発揮する「392 」を継続販売

「ファイナル」と銘打たれたハイパフォーマンス仕様の「ラングラー 392」は2025年モデルでも継続販売が決定。最高出力476PSを発揮する6.4リッターV型8気筒「HEMI」エンジンを搭載する。
「ファイナル」と銘打たれたハイパフォーマンス仕様の「ラングラー 392」は2025年モデルでも継続販売が決定。最高出力476PSを発揮する6.4リッターV型8気筒「HEMI」エンジンを搭載する。

2025年モデルのラングラーは、4種類のパワートレインを搭載。最高出力273PSの2.0リッター直列4気筒ターボエンジンは8速AT、最高出力288PSを発揮する3.6リッターV型6気筒「ペンタスター」エンジンは、6速MTが組み合わせされる。

2.0リッター直列4気筒ターボに、2基のモーターと350Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせた「4xe」は、1ガロンあたり49マイル(78km)という高い効率性能を誇り、EVモードでは21マイル(33km)の航続距離を確保。このセグメント唯一のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルであり、3年連続で米国において最も売れたPHEVに君臨している。

ハイパフォーマンス仕様「ラングラー 392 ファイナルエディション」は2025年モデルでも販売継続が決まった。史上最速かつ最強のラングラーは、最高出力476PSを発揮する6.4リッターV型8気筒「HEMI」エンジンを搭載し、6速MTと8速ATの組み合わせから選択可能。17インチビードロック対応ホイール、35インチオールテレーンタイヤ、4.56アクスルレシオ、1.5インチ純正リフト、スイングゲート補強、2モードデュアルエキゾースト、ウォーターセパレーター付きコールドエアインテークフードなどを標準装備する。

コネクティング機能を大幅に強化

「ジープ ラングラー 4xe」2025年モデルのインテリア。
標準搭載される12.3インチ「アンコネクト5」タッチスクリーンラジオは、コネクティング機能を強化。さらに、トレイルガイド機能の「トレイル・オフロード」が初導入された。

インテリアは、前席と後席にサイドカーテンエアバッグを標準装備。標準搭載の12.3インチ「アンコネクト5」タッチスクリーンラジオは、カスタマーの好みに合わせてホーム画面のカスタマイズが可能となっており、「Apple CarPlay」と「Android Auto」へのワイヤレス接続にも対応する。改良型ハンズフリー音声認識が標準搭載され、より自然な対話が可能になった。

今回、トレイルガイド機能の「トレイルオフロード(Trails Offroad)」を初搭載。この機能は専用アプリ「アンコネクト」を通じてダウンロードし、62ヵ所以上の「ジープ・バッジ・オブ・オナー・トレイル」の詳細なガイドが提供される。走行中は、難易度評価、ルート説明、主要なウェイポイントなどが表示される。「プレミアム・サブスクリプション」を申し込むことで、3000ヵ所以上のトレイルガイドも利用することができる。

12ウェイパワー調整式ナッパレザー・フロントシートを全てのモデルに標準装備。また、「ルビコンX」に、より静かな乗り心地を実現する「プレミアムキャビンパッケージ」が導入された。前後席に最大7つのUSBポートを配置、標準で12Vアクセサリーソケットと115V ACソケットを搭載する。

オプションとして、ブラインドスポット・モニタリング、リヤクロスパス検知、アダプティブ・クルーズコントロールをツイ垢することで、さらに洗練されたドライブを楽しむこともできる。

初のグローバル市場向けEVとして開発された「ジープ ワゴニア S」の走行シーン。

ジープ・ブランドのフル電動「ワゴニア S」をワールドプレミア「最大航続距離480km」【動画】

ステランティス・グループのジープは、ブランド初のグローバルEV「ワゴニア S」をワールドプレミアした。ジープが誇る4WDシステム「セレックテレイン」を搭載し、最高システム出力608PSを発揮、。最大航続距離は300マイル(約480km)が確保された。まずは米国とカナダで先行販売され、順次世界市場へと投入される予定だ。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…