【スクープ!】「レンジローバー エレクトリック」のプロトタイプをニュルで発見!

EV版「レンジローバー」は4モーターを搭載してV8エンジンを凌駕するスペックで登場する?【スクープ!】

ジャガー・ランドローバーの最高級クロスオーバーSUVである「レンジローバー」は次世代モデルでフル電動化される。
ジャガー・ランドローバーの最高級クロスオーバーSUVである「レンジローバー」は次世代モデルでフル電動化される。
ジャガー・ランドローバー(JLR)の最高級クロスオーバーSUV、「レンジローバー」の次世代EVをカメラが捉えた。初代レンジローバーは1970年に登場し、5代目となる現行モデルは2021年から販売されている。英国伝統のSUVも、いよいよ完全電動化を迎える。

RANGE ROVER Electric

エクステリアの変更は最小限

バッテリーEVであることは示す黄色のステッカーが確認できる。
バッテリーEVであることを示す黄色のステッカーが確認できる。

イギリスのナンバープレートを掲げた「レンジローバー」のプロトタイプがニュルブルクリンクでの高速テストに現れた。これは単なるレンジローバーではなく、電気自動車であることを示す黄色のステッカーが2枚貼られているので、「レンジローバー エレクトリック」のプロトタイプということが考えられる。

エクステリアに関しては、スリムな水平スロットを備えた部分的に閉じたフロントグリルが確認できる。それ以外は、エンジン搭載のレンジローバーSUVとほぼ同じ印象だ。

「卓越したレベル」の全輪駆動

4モーターを個別に制御する新しいトラクションコントロールシステムが採用される見込みだ。
4モーターを個別に制御する新しいトラクションコントロールシステムが採用される見込みだ。

プラットフォームには、MLA(モジュラー縦型アーキテクチャー)を採用する。このアーキテクチャーは、エンジン搭載車両やプラグイン ハイブリッド システムに加えてフル電動のBEVもサポートする。

パワートレインの詳細は明らかになっていないが、レンジローバー エレクトリックには「卓越したレベルのパフォーマンス」を実現する新しいトラクション コントロール システムが搭載されることが既に発表されている。個別のホイールコントロールを備えた4モーターシステムを装備する可能性が伝えられており、V8ガソリンエンジン仕様を凌駕するスペックになるかもしれない。

ロングホイールベースのレンジローバーがベース

ロングホイールベースによってバッテリーや後輪操舵システムを無理なく収納する。
ロングホイールベース化によってバッテリーや後輪操舵システムを無理なく収納する。

量産モデルはエンジン車のロングホイールベース版レンジローバーをベースに開発が進められているという。独自のマルチリンクサスペンション設計によってスペースの有効活用が図られており、バッテリーと後輪操舵システムを効率良くパッケージングしているようだ。

レンジローバー エレクトリックのワールドプレミアは2025年と予想される。価格はグレードとオプションに応じて、11万ユーロ(約1700万円)から15万ユーロ(約2300万円)ほどになりそうだ。

メルセデスがCクラスのフル電動バージョンを開発していることは知られている。今回は最強となるAMG仕様を目撃した。

現在開発中の「メルセデス AMG Cクラス EV」はデュアルモーターでV8時代の輝きを取り戻す?【スクープ!】

メルセデス・ベンツはCクラスのフル電動バージョンを開発しており、今回、その最強シリーズとなるAMGバージョンを目撃した。内燃機関(ICE)搭載の「メルセデス AMG C 63 S」新型は、4.0リッターV8を廃止して、2.0リッター直列4気筒のプラグインハイブリッドシステムを搭載した。ファンからは落胆の声も聞かれるが、EVバージョンはどんな走りをみせてくれるだろうか。

キーワードで検索する

著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹