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RANGE ROVER Electric
エクステリアの変更は最小限
イギリスのナンバープレートを掲げた「レンジローバー」のプロトタイプがニュルブルクリンクでの高速テストに現れた。これは単なるレンジローバーではなく、電気自動車であることを示す黄色のステッカーが2枚貼られているので、「レンジローバー エレクトリック」のプロトタイプということが考えられる。
エクステリアに関しては、スリムな水平スロットを備えた部分的に閉じたフロントグリルが確認できる。それ以外は、エンジン搭載のレンジローバーSUVとほぼ同じ印象だ。
「卓越したレベル」の全輪駆動
プラットフォームには、MLA(モジュラー縦型アーキテクチャー)を採用する。このアーキテクチャーは、エンジン搭載車両やプラグイン ハイブリッド システムに加えてフル電動のBEVもサポートする。
パワートレインの詳細は明らかになっていないが、レンジローバー エレクトリックには「卓越したレベルのパフォーマンス」を実現する新しいトラクション コントロール システムが搭載されることが既に発表されている。個別のホイールコントロールを備えた4モーターシステムを装備する可能性が伝えられており、V8ガソリンエンジン仕様を凌駕するスペックになるかもしれない。
ロングホイールベースのレンジローバーがベース
量産モデルはエンジン車のロングホイールベース版レンジローバーをベースに開発が進められているという。独自のマルチリンクサスペンション設計によってスペースの有効活用が図られており、バッテリーと後輪操舵システムを効率良くパッケージングしているようだ。
レンジローバー エレクトリックのワールドプレミアは2025年と予想される。価格はグレードとオプションに応じて、11万ユーロ(約1700万円)から15万ユーロ(約2300万円)ほどになりそうだ。