改良新型「メルセデス・ベンツ Vクラス」が日本で販売開始

充実装備の「メルセデス・ベンツ Vクラス」改良新型が登場「より高級感を持った内外装にアップデート」【動画】

1988年の日本導入以来、プレミアムミニバンとして高い人気を集めてきたVクラス。欧州において2023年に発表されたVクラス改良新型の日本導入が、いよいよスタートした。
1988年の日本導入以来、プレミアムミニバンとして高い人気を集めてきたVクラス。欧州において2023年に発表されたVクラス改良新型の日本導入が、いよいよスタートした。
メルセデス・ベンツ日本は、マルチパーパスバン「Vクラス」改良新型の日本導入を発表した。2024年10月1日からメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて注文受付を開始し、カスタマーへのデリバリーは10月上旬以降、「V 220 d」は11月下旬以降を予定している。

Mercedes-Benz V220 d

全モデルに最新の2.0リッター直4ディーゼルを搭載

「メルセデス・ベンツ Vクラス」改良新型のエクステリア。
日本に導入されるVクラス改良新型の全モデルが、最高出力163PSを発揮する2.0リッタ一直列4気筒クリーンディーゼルエンジンに、「9G-TRONIC」が組み合わせられた。

1998年、欧州のミニバンとして初めて日本に導入された「Vクラス」は、ワイドでスクエアなスタイリング、広く上質な室内空間、アレンジ自在なシートを備え、プレミアムミニバンという新たなセグメントを創出した。

2003年、2015年のフルモデルチェンジを経て、左右両側の電動スライドドア、3点式シートベルト一体型シート、自由度の高いシートアレンジ、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」の第2世代へのアップデートなどを備え、メルセデス・ベンツのミニバンの名に相応しい快適性と機能性を実現してきた。日本のカスタマーのニーズに合わせた装備や専用アクセサリーの拡充も図っており、累計販売台数約3万台を達成したロングセラーモデルだ。

今回、日本導入が開始された「Vクラス」改良新型は、内外装デザイン、乗り心地、機能装備など、あらゆる面をアップデート。優れた利便性・快適性を備えた、高級感・先進性のあるメルセデス・ベンツ製ミニバンに生まれ変わっている。

Vクラス改良新型の全モデルに、最高出力163PS、最大トルク380Nmを発揮する2.0リッタ一直列4気筒「OM654」クリーンディーゼルエンジンを搭載。優れたエネルギー効率と快適性を実現した9速オートマチックトランスミッション「9G-TRONIC」が組み合わせられる。

大型化したラジエターグリル

「メルセデス・ベンツ Vクラス」改良新型のエクステリア。
フロントセクションは、大型化された新デザインのラジエターグリルを採用。すべてのモデルにマルチビームLEDヘッドライトが組み合わせられている。

エクステリアは、ラジエーターグリルが大型化したことで、より迫力のあるデザインに進化。マルチビームLEDを採用した新デザインのヘッドライトが全モデルに導入された。「V 220 d」「V 220 d ロング」「V 220 d エクストラロング」のラジエーターグリルには、最新メルセデスデザインのスターパターングリルに、2本のルーバーが組み合わせられている。

上級仕様の「V 220 d エクスクルーシブ ロング プレミアムスイート」「V 220 d エクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイート」には、スリーポインテッドスターのボンネットマスコットと、5本のクロームルーバーを備えた専用フロントデザインを採用。「イルミネーテッドラジエーターグリル」と「AMGライン・パッケージ」は上級仕様に標準搭載され、その他のモデルでもオプションで選ぶことができる。

フルLEDリヤコンビネーションランプは、ライトカバーがクリア化され、ブラックインサートの入ったデザインへと変更。クロームのトリムストリップの上に「Mercedes-Benz」のレタリングが追加された。足元には、全モデルに新デザインのアルミホイールが装着される。

エクステリアカラーは、新たなソリッドペイントとして「ジュピターレッド」「ヴィンテージブルー」「アルペングレー」、メタリックペイントは「カラハリゴールド」「ソーダライトブルー」「ハイテックシルバー」が追加されている。

多彩なシートアレンジを用意

「メルセデス・ベンツ Vクラス」改良新型の後席スペース。
全モデルに本革シート、もしくはナッパレザーシートを標準装備。2列目、3列目は用途に合わせて、様々なシートアレンジに対応する。

全モデルが前席のインテリアを刷新し、ワイドスクリーンコクピット、新たに静電容量式ステアリングホイールを採用。「V 220 d」「V 220 d ロング」「V 220 d エクストラロング」は全席本革シートを備え、新導入の「ダークグレイ・オープンポア・オリーブウッドルック・インテリアトリム」、AMGライン・パッケージは「カーボンルック・インテリアトリム」を採用している。

「V 220 d エクスクルーシブ ロング プレミアムスイート」と「V 220 d エクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイート」は、煌びやかな「アルミニウム・インテリアトリム」に加えて、全席ナッパレザーシートが標準導入され、高級感あふれる室内空間を実現した。

さらに2列目にはエクスクルーシブシートが標準装備。リクライニング機能やリラクゼーション機能に加えて、シートベンチレーター(シートヒーター機能含む)、フットレスト、ヘッドレストクッションレッグレストフットレストサポート、折りたたみ式テーブル、カップホルダー、USB-Cポート、スマートフォン用トレイが備えられる。

全モデルで運転席・助手席を除いた、2列目と3列目の5席に多彩なシートアレンジが用意された。7人乗りでの使用はもちろん、後席を2座のみとしたショーファードリブン仕様にしたり、2列目と3列目をすべて取り外して荷物を積載したりと、用途に合わせてアレンジすることが可能となっている。

柔軟なシートアレンジに対応しながらも、安全面もしっかりと配慮。2列目と3列目を含むすべてのシートに3点式シートベルトが一体化され、センターエアバッグ、リヤウィンドウバッグが全モデルに追加導入された。また、全モデルに両側電動スライドドアが装備される。

12.3インチ・ワイドディスプレイを2基搭載

「メルセデス・ベンツ Vクラス」改良新型のインテリア。
コクピットには、コックピットディスプレイとメディアディスプレイに、12.3インチ・ワイドディスプレイを採用。インストルメンタルクラスターのデザインも刷新された。

先代モデルは、5.5インチコクピットディスプレイ、10.25インチメディアディスプレイを配置していたが、新型ではコクピットディスプレイとメディアディスプレイは、どちらも12.3インチワイドディスプレイを採用。メディアディスプレイはタッチスクリーン対応となった。最新の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」も標準装備され、インストルメンタルクラスターは先進的なインテリアデザインに刷新されている。

新たに導入された「静電容量式ステアリングホイール」は、ナビゲーション、インストゥルメントクラスター内の各種設定、安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性を搭載。

ステアリングホイールにかかるトルクで判定していた「アクティブディスタンスアシストディストロニック」使用時のハンズオフ検知を静電容量式にしたことで、ステアリングホイールにかかるトルクがなくともドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識される。また、全モデルにステアリングを素早く温めて快適性を高める「ステアリングヒーター」を標準装備する。

車両本体価格(税込)

V220 d:940万円
V220 d ロング:975万円
V220 d エクスクルーシブ ロング プレミアムスイート:1355万円
V220 d エクストラロング:1020万円
V220 d エクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイート:1370万円

【問い合わせ】
メルセデス・コール
TEL 0120-190-610

【関連リンク】
・メルセデス・ベンツ公式サイト

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ゲンロクWeb編集部

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