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Audi RS 6 Avant GT
10月16日までの期間抽選を実施
限定モデル「アウディ RS 6 アバント GT」のアイデアは、2020年に「quattro誕生40周年」を記念した、ネッカーズルム工場の研修生グループによるプロジェクト「RS 6 GTO コンセプト」へと遡る。
アウディの各部門で働いていた12名の研修生が、アウディデザインのサポートを受けて、6ヵ月間のプロジェクトを完遂。1989年にデビューした伝説的なレーシングカー「90 クワトロ IMSA GTO」からインスピレーションを得て「RS 6 GTO コンセプト」を製作した。
今回の限定モデル「RS 6 アバント GT」は、このRS 6 GTO conceptを進化させた、世界限定660台のRS 6 アバントのトップ・オブ・トップモデルとなる。日本にはそのうちの10台が導入され、クロノスグレーメタリックを纏った5台が、オンラインで先行抽選販売される。
オンライン販売期間は2024年10月3日午前11時から、10月16日午前10時まで。「RS 6 アバント GT」特設サイトから、抽選への参加を行うことができる。抽選結果は10月18日、当選者に当選通知がEメールで送られる予定だ。
最高出力630PS・最大トルク850Nmを発揮
RS 6 アバント GTに搭載される4.0リッターV型8気筒TFSIツインターボエンジンは、最高出力463kW(630PS)、最大トルク850Nmを発揮。0-100km/h加速は3.3秒の俊足を誇る。48Vマイルドハイブリッドや、エンジンの低負荷時に4基のシリンダーを休止させる「シリンダーオンデマンド(cod) を、8速AT(ティプトロニック)と組み合わせることで、高性能と高効率を両立した。
スピードリミッターにより制限される最高速度は305km/h。究極のハイパフォーマンス性能に合わせて、ブレーキにはセラミックブレーキシステムを搭載する。駆動方式はアウディの代名詞でもある「quattro」4輪駆動システムが組み合わせられた。
セルフロッキング・センターディファレンシャルは、エンジンの駆動力を通常フロント40%リヤ60%とリヤアクスル寄りに分配。路面状況に合わせて、より多くのトルクを自動的に適切なアクスルへと伝える。最大70%をフロントアクスルに、または最大85%をリヤアクスルに配分することで、ドライビングダイナミクスが向上し、最高レベルのトラクションと優れた加速を実現した。
専用チューニングのリヤスポーツ・ディファレンシャルは、理想的なトルク配分を計算し、リヤホイールにアグレッシブかつ可変的に分配。コーナリング時のハンドリング限界域においてアンダーステアを軽減するという。
究極のスポーツグレードにふさわしく、足まわりには専用の軽量アジャスタブル・コイルオーバーサスペンションを初採用。このサスペンションは、RS 6 アバントと比較して車高を10mmローダウンしながら、優れたダイナミクスと快適性を完璧に融合した。より高いスプリングレート、3段階に調整可能なダンパー、より硬いスタビライザー(フロント30%アップ、リヤ80%アップ)によりボディのロールが減少。ドライビングの楽しさが大幅に強化されている。
カーボン製パーツによる大幅な軽量化
RS 6 アバント GTは、RS 6 アバント パフォーマンスをベースに、シリーズの頂点に君臨するモデルにふさわしく、内外装に数多くの専用装備を採用。エクステリアはハイグロスブラックのシングルフレームグリルとエアインテークが、ワイド&ローの印象を高め、フロントエプロンの垂直ブレードやバンパーに統合された力強いフロントスプリッターが、シャープなエクステリアを強調する。
RS 6 アバント史上初めてルーフレールを廃止し、よりフラットでスポーティなシルエットを実現。専用エクステリアとして、軽量化をもたらすカーボンファイバー製ボンネット/バンパー/フェンダー、リヤディフューザー、印象的なパススルー 、モータースポーツからヒントを得たルーフエッジスポイラー(ダブルウイング)を採用した。
足元には「GT」ロゴが入った、アウディ・スポーツ製ブラックメタリックポリッシュト6アームデザイン22インチホイールを採用。ボディにカーボンパネルを多用したことで、ベースモデルRS 6 アバント パフォーマンスと比較して40kgの軽量化を実現した。
スポーティな専用コクピット
インテリアは、特別なモデルとしてスポーティさを強調。ダイナミカとレザー製「RS 6 GT」ロゴ付きRSバケットシートは、身体をしっかりとホールドする機能性と上質なマテリアルが醸し出す質感を両立した。
RS 6 GT デザイン・パッケージ、ディープブラック・ダイナミカのデコラティブパネル、フラットボトム ステアリングホイールなどを特別装備として採用。センターコンソールには限定モデルの証として、シリアルナンバーが刻印される。さらに専用のドアエントリーライト、フロアマット、レッドのシートベルトも導入された。
RS 6 アバント GTは、ベースとなったRS 6 アバント パフォーマンスとは異なり、ネッカーズルムでボディの製造と塗装工程が終了した660台が、R8やe-tron GT クワトロといったハイパフォーマンスモデルが生産されるベーリンガーホフ工場へと送付。ハンドメイドで最終的な組み立て工程が実施される。
最終組み立て工程は、限定モデルのために設置された3ヵ所のステーションで、7名の経験豊富な従業員が担当。各車両は、そこで丸1日かけて作業が行われ、すべてのGT専用装備が手作業で取り付けられる。
車両本体価格(税込)
アウディ RS 6 アバント GT:2820万円
【問い合わせ】
アウディ コミュニケーション センター
TEL 0120-598-106
【関連リンク】
・「RS 6 アバント GT」特設サイト