目次
Renault Twingo E-Tech
2023年11月にトゥインゴの復活を宣言
ルノーは10月14〜20日にパリ近郊のヴェルサイユ宮殿で開催される、2024年のパリ・モーターショーにおいて、フル電動コンセプト「トゥインゴ E-Tech」を公開する。ルノー傘下のアンペアによって開発されたトゥインゴ E-Techは2023年11月にワールドプレミアされており、今回のパリ・モーターショーにおいて初めて一般公開される。
1992年に初代モデルがデビューしたトゥインゴは、その愛らしいスタイルと優れたパッケージングから高い人気を集めることになった。2007年に2世代目、2014年に3世代目となる現行モデルがデビュー。RRレイアウトを採用した3代目トウィンゴは日本市場でも高い人気を集めたが、2023年を最後に日本での販売を終了している。
2023年11月、ルノーはパリで行われたキャピタル・マーケット・デイにおいて、トゥインゴが2万ユーロ以下の価格帯のフル電動コンパクトとして復活することを発表。初代トゥインゴを思わせるレトロなスタイリングを纏ったトゥインゴ E-Techが初披露されている。
初代へのオマージュと現代性の融合
トゥインゴ E-Techは、ルノーが投入を予定しているEVシリーズ「4(キャトル)E-Tech」や「5(サンク)E-Tech」よりも、下のセグメントに位置するコンパクトEVとして開発された。
良好な取りまわしを実現するミニマルなデザインに、利便性の高い5ドアハッチバックスタイルを採用。初代を思わせるモノスペースのシルエットには固定式ガラスルーフが組み込まれ、広々とした車内は明るい光で満たされるという。ルノーが掲げる「生活のためのクルマ(voitures à vivre)」という哲学を体現した1台だと言えるだろう。
エクステリアは、初代トゥインゴからインスピレーションを得たディテールを導入。LEDヘッドライトは、初代トゥインゴを思わせるファニーな表情をアピール。左右の2つのドアにまたがる印象的な丸型ドアハンドルも、初代からそのまま引き継がれた。
リヤセクションにも初代トゥインゴを彷彿させるテールライトを配置。リヤウィンドウの周囲に配されたブラックトリムがモダンな雰囲気を演出し、テールゲートのセンター部には新たにデザインされた「Twingo」のネームバッジが加えられている。