CHEVROLET Corvette ZORA

アメリカのナンバープレートでニュルを走行

先日、「コルベット ZR1」が米国最速、GM車最速、そして100万ドル以下の現行生産車最速の称号を手にしたという話題を提供したばかりだが、新たなる派生モデルの存在がスクープされた。

ミシガン州のナンバープレートを装着した「シボレー コルベット ゾーラ」プロトタイプは、ニュルブルクリンクでのテスト走行中に撮影された。カモフラージュは施されているが、ディテールも確認できる。目立った変更点はラジエーターで、よく見るとZR1のボディを使用した“テストミュール”に「E-Ray」スタイルのスタッククーラーが使用されているのがわかる。

パワーユニットはハイブリッドか?

「E-Ray」の電動モジュールが搭載されていると思われる。
「E-Ray」の電動モジュールが搭載されていると思われる。

このタイプのラジエーターはZ06やZR1のものとは異なり、現在はE-Rayのみに搭載されている。バッテリーやモーターの冷却用と思われるこのラジエーターが装着されている様子から、このプロトタイプにはZR1のエンジンとE-Rayの電動モジュールが組み合わされている可能性が高い。

最高出力はついに1220PSに?

最高出力は1220馬力に達すると予想する。
ハイブリッドパワーユニットにより、最高出力は1220PSに達すると予想する。

自動車メーカーは、多種多様なドライブトレインと冷却系統のセットアップを常にテストしているため、電動アシストが搭載されているかどうかは今のところ定かではない。シボレーが既存のパワートレインと新しいラジエーターの組み合わせをテストしていることも考えられる。スクープカメラマンを惑わすために、ラジエーターを追加しているのかもしれない。

だが、ZR1の5.5リッターV8 ツインターボエンジンとE-Rayのフロントマウントモーター、1.1kWhバッテリーパックが組み合わされるとすれば、パワーユニットの最高出力は1220PSに達すると予想される。

2025年モデルの「シボレー コルベット ZR1」が、最高速アタックを実施し、米国製モデル最速の374km/hを叩き出した。

米国最速しかも100万ドル以下の生産モデル最速となる“最高速374km/h”をマークした「シボレー コルベット ZR1」【動画】

シボレーは、ドイツのオーバルテストトラックを舞台に、2025年型「コルベット ZR1」の最高速度テストを実施。ゼネラルモーターズのマーク・ルース社長自身がステアリングを握り、233mph(約374km/h)をマークした。コルベット ZR1は、米国最速、GM車最速、そして100万ドル以下の現行生産車最速の称号を手にしたことになる。