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Hennessey Cadillac Escalade V H1000
6.2リッターV8スーパーチャージャーに独自のチューン
アメリカ・テキサス州をベースにハイパーカーとチューニングカーの開発を行うヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング。今回、パフォーマンスSUV「キャデラック エスカレード V」をベースに、最高出力1018PSを発揮する「エスカレード V H1000」を完成させた。
ヘネシーのエンジニアリングチームは、6.2リッターV型8気筒スーパーチャージャーエンジンをベースに、大容量スーパーチャージャーへの換装、専用開発されたヘネシー製カムシャフト、ポート加工されたシリンダーヘッド、高性能スロットルボディの追加など、多数のアップグレードを実施。最高出力はベースモデルから約50%も増加した最高出力1018PS、最大トルクも35%アップの1195Nmを実現した。
これらのアップデートにより、3列シートと広大なラゲッジスペースを備えたラグジュアリーSUVでありながら、0-60mph加速3.6秒を発揮。ヘネシーが独自に行った加速テストにおいて、ランボルギーニ ウラカンEVOをスタート直後に先んじる鋭い加速を披露している。
2024年の生産枠はすべてソールドアウト
ヘネシーのテキサス州シーリー工場では、現在「エスカレード V H1000」の生産が進められており、100台が用意されれた2024年モデルの生産枠はすでにソールドアウト。現在、2025年モデルのオーダーを受け付けており、100台の生産枠にはすべて専用のシリアルナンバーが入れられる。
すべての車両は、カスタマーへのデリバリーを前に、公道とサーキットでの入念なテストを実施。さらに3年/3万6000マイルの品質保証も付帯する。ヘネシー・パフォーマンスの創業者兼CEO、ジョン・ヘネシーは、エスカレード V H1000の強烈なパフォーマンスについて、次のようにコメントした。
「誰もがフルサイズのラグジュアリーSUVが、スーパースポーツに勝てるはずがないと思うものです。しかし、今回、ヘネシー エスカレード V H1000が、ウラカン EVOという伝説的なパフォーマンスカーに匹敵する走りを見せてくれました。正直、これは正気の沙汰ではありません。これほど快適な乗り心地を確保しながら、7名のパッセンジャーをより速く、より楽しく移動させる方法があるなら教えてほしいほどです」