現代に蘇った「AC エース」のデリバリー開始は2025年夏

“クラシカル”な外観に“最新”のエンジンとシャシーが理想的な2シーターロードスター「AC エース」が現代に復活

AC コブラなどのリバースプロジェクトを手がけるACカーズが、1950年代から1960年代にかけて世界的な人気を集めた「AC エース」を現代の技術で復活させた。
AC コブラなどのリバースプロジェクトを手がけるACカーズが、1950年代から1960年代にかけて世界的な人気を集めた「AC エース」を現代の技術で復活させた。
英国を拠点にAC コブラなどのリバースプロジェクトを手がけるACカーズ(AC Cars)は、1950年代から1960年代にかけて人気を集めた2シーターオープン「AC エース」を復活させた。オリジナルのスタイリングに最新のパワートレインを組み合わせた「AC エース」と「AC エース ブリストル」をラインナップ。2024年10月から受注を開始し、2025年夏からデリバリーを開始する。

AC Ace Bristol

フォード製2.3リッター直4ターボエンジンを搭載

ACカーズ・クラシックスによって開発された専用シャシーに搭載されるのは、フォード製2.3リッター直列4気筒「エコブースト」ガソリンターボ。
ACカーズ・クラシックスによって開発された専用シャシーに搭載されるのは、フォード製2.3リッター直列4気筒「エコブースト」ガソリンターボ。

ACカーズは、ACの歴史的モデルを復活させるヘリテージ部門「ACカーズ・クラシックス」を立ち上げ、その第1弾モデルとして往年の名車「AC エース」の復活を宣言した。軽量設計とレースにおけるスピードを追求したAC エースは、その優美なエクステリアを持つ英国製ロードスターとして、1950年代から1960年代にかけて世界中で高い評価を得た。

ACカーズ・クラシックスは、オリジナルのスタイリングを忠実に守りつつ、現代のメカニズムを組み合わせた2つのモデル「AC エース」と「AC エース ブリストル」を開発。2種類のモデルが用意されたのは、オリジナルのAC エースが1953年から1963年という10年の生産期間中で、進化を遂げてきたことを反映しているという。

最高出力304PS、最大トルク375Nmを発揮する、フォード製2.3リッター直列4気筒「エコブースト」ガソリンターボエンジンを搭載し、6速MTを介して後輪を駆動。車両重量は1100kgに抑えられ、0-100km/h加速は4.6秒という瞬足を実現した。あらゆる走行域において、最高のサウンドを奏でるよう専用チューンが施されたエキゾーストシステムが組み合わせられている。

ACカーズ、3番目のフル電動モデル「AC エース RS エレクトリック」を発表

ACカーズ、3番目のフル電動モデル「AC エース RS エレクトリック」を発表

英国を拠点にAC コブラなどのリバースプロジェクトを手がける「ACカーズ」は、伝統的なスタイルを持つフル電動モデル「AC エース RS エレクトリック」を発表した。エースの復刻版はハンドメイドで製造され、高いパフォーマンスが与えられたゼロエミッションモデルとなる。

最先端技術による現代的な走行性能

AC エースとAC エース ブリストルは50〜60年代のクラシカルなスタイリングを持ちながらも、その中身は現代的なパワートレインが導入されており、現代的なドライビングを楽しむことができる。写真はオリジナルのACエース(左)と、AC コブラ マークⅡ。
AC エースとAC エース ブリストルは1950〜1960年代のクラシカルなスタイリングを持ちながらも、その中身は現代的なパワートレインが導入されており、現代的なドライビングを楽しむことができる。写真はオリジナルのACエース(左)と、ACカーズが開発したAC コブラ マークⅡ。

AC エースとAC エース ブリストルは、最先端の製造技術により、現代にも通用する優れた乗り心地とハンドリングを実現。専用設計されたシャシー、カーボンファイバー製ボディワーク、現代的なパワートレインが、オリジナルのスタイリングとシームレスに融合し、唯一無二のドライビング体験が提供される。ACカーズのデイビッド・コンザCEOは、AC エースの復活に喜びを隠さない。

「新型AC エースとAC エース ブリストルは、クラシカルなスタイルを持ったスポーツカーでも、現代の優れた性能とハンドリングを実現できることを証明しています。開発の際には『軽快かつパワフル』というテーマが掲げられ、AC カーズ・クラシックスにより、最高レベルの技術が投入されました。その結果、優雅さを持ちながら、現代的なパフォーマンスが融合したロードスターが完成したのです」

ACカーズ・クラシックスは、ACカーズのヘリテージ部門として、かつてACが製造してきた特に印象的なモデルを復活させるべく設立。英国南海岸を拠点とするACカーズの先進的なファクトリーで製造されるすべての車両は、時代を超えたスタイリングを持ちながら、現代の排ガス規制や自動車法規をクリアした状態でデリバリーされる。

現在、「AC エース」と「AC エース ブリストル」の予約がスタートしており、価格は17万5000ポンド(約3500万円)から。それぞれの車両はシャシーナンバーが入れられた専用プレートが奢られ、デリバリーは2025年夏頃を予定している。

ACカーズは、量産モデルとしては初めてクローズドボディを導入した「AC コブラ GT クーペ」を初公開した。

AC初の量産クローズドボディ「AC コブラ GT クーペ」を公開「1964年のル・マン参戦車をオマージュ」【動画】

英国を拠点にAC コブラのリバースプロジェクトを手がけるACカーズ(AC Cars)が、新型「AC コブラ GT クーペ」を発表した。今回、AC コブラ GT ロードスターのプラットフォームをベースに、史上初のクローズドボディを開発。生産モデルの完成に合わせて、AC コブラ GT クーペの動画を公式YouTubeに公開している。

クラシカルなカーボンファイバー製ボディワークを纏う「AC コブラ GT ロードスター」は、新たに専用開発されたアルミニウム製スペースフレームシャシーが採用されている。

開発中の「AC コブラ GT ロードスター」が採用するアルミ製スペースフレームシャシー公開

英国を拠点にAC コブラなどのリバースプロジェクトを手がけるACカーズ(AC Cars)は、顧客向けイベントにいて最新モデル「AC コブラ GT ロードスター」のスペースフレームシャシーを初公開した。今回公開されたシャシーは、将来的に他のモデルにも導入される予定だという。

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