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Leapmotor B10
2024年から欧州市場で販売をスタート
リープモーターは、2015年に中国・杭州で設立。フル電動パワートレインやプラグイン・ハイブリッドシステムを搭載した様々な車種を展開する。
パリ・モーターショーへの初参加に先立って、ステランティス・グループとリープモータースが、51:49の比率で立ち上げた「リープモーター・インターナショナル(Leapmotor International)」のキックオフイベントをイタリア・ミラノで開催。フル電動コンパクト「T03」とミドルサイズ電動クロスオーバー「C10」の欧州における販売もスタートした。
パリ・モーターショーでは、グローバル市場向けに開発され、2025年の欧州投入を予定している電動コンパクトSUV「B10」と、6人乗り電動マルチパーパスバン「C16」をワールドプレミア。数週間前に欧州で予約を開始したばかりのT03とC10も展示される。
今回、公開されるすべてのリープモータース製モデルは、中国において独自開発された電動化技術により、高いパフォーマンスと高効率を両立。欧州市場で求められる安全性と十分な航続距離を備えながら、手頃な価格を実現した。
ステランティスが欧州での販売をサポート
ステランティス・グループは2023年10月に15億ユーロを投資し、リープモーターの株式を21%取得。その1年後に、合弁事業としてステランティス主導による、リープモーター・インターナショナルが立ち上げられた。ステランティス・グループの電動ラインナップにリープモーターが加わったことで、幅広い顧客ニーズと価格帯をカバーできるようになったと言えるだろう。
今回の提携関係により、ステランティス・グループによるアフターサービスシステムが導入されることになった。リープモーター・インターナショナルのカスタマーは、ショールームでの手厚いサポートなど、従来の中国メーカーとの明確な差別化が図られることになると謳う。
ステランティスの流通チャンネルも活用され、リープモーター・インターナショナルは2024年末までに、欧州全域で350の販売拠点をオープン予定。今後3年間、少なくとも毎年1車種のニューモデルを欧州市場に投入する。
欧州における最初の市場は、ベルギー、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、スイス、英国。さらに2024年後半からは、トルコ、イスラエル、中東、アフリカ、アジア太平洋地域(オーストラリア、ニュージーランド、タイ、マレーシア、ネパール)、南米(ブラジル、チリ)への参入も計画されている。