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Ferrari 296 Challenge
7つのサーキットを転戦した2024年シーズン
ヨーロッパを舞台に開催される、フェラーリのワンメイクレースシリーズ「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ヨーロッパ」。2024年シーズンは、5月のムジェロを皮切りに、スペインのヘレス、ハンガリーのバラトン、ポルトガルのアルガルベ、フランスのポール・リカール、ドイツのニュルブルクリンクと転戦。最終戦はワールドファイナルの「フィナーリ・モンディアーリ」を前にイモラ・サーキットで行われる。
今年で32年目のシーズンを迎えたフェラーリ・チャレンジは、最も長い歴史を持つワンメイクレースシリーズ。参加者は5つのクラスに分かれてレースを戦い、そのうち4つのクラスでは最新ワンメイクレーシングカー「296 チャレンジ」が使用されている。
イモラにはシーズン最多となる80名を超えるドライバーがエントリー。32年目にしてフェラーリ・チャレンジ・ヨーロッパは、シーズンの参加ドライバー記録を塗り替えることになった。今回エントリーした80名のうち60名が全ラウンドに参戦、開幕戦ムジェロと第5戦ポール・リカールは70名以上が出走している。
5つのクラスのうち4つでチャンピオンが確定
すでに5つのクラスのうち、4クラスのタイトルが確定。イモラでは決勝レースが2回開催され、唯一残された「トロフェオ・ピレリAm」クラスの年間ウイナーが決まる。また、このレースは10月20日に行われるフェラーリ・チャレンジの世界一決定戦「フィナーリ・モンディアーリ」の趨勢を占う上で、重要な一戦となる。
トロフェオ・ピレリ・アマチュアのタイトルを争うのは、シーズン中盤戦に勝利を重ねたフォーミュラ・レーシングのクラウス・ジブランツェンと、スクーデリア・プラハ・レーシングのヘンドリック・ヴァイオルのふたり。どちらのドライバーも、イモラで初王座を狙う。