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Volkswagen Tayron
SUVらしいクリアなエクステリアデザイン
「フォルクスワーゲン タイロン」は、クリアで力強いSUVらしいデザインに、5人乗りと7人乗りが可能な広々とした室内空間を確保。5人乗車時であれば、最大885Lという使い勝手の良いラゲッジスペースも用意された。高効率プラグインハイブリッド「eハイブリッド」システムを含む、6種類の幅広いパワーユニットをラインナップする。
タイロンの全長は4800mm、SUVらしい明快なデザインが採用された。フロントセクションには、LEDヘッドライトとライトアップされたフォルクスワーゲン・バッジを標準装備。夜間にはグリルのセンターに配置された「VW」バッジが、光のシグネチャーを創り出す。シンプルなデザインのリヤセクションにもLEDクロスバーと、ライトアップするフォルクスワーゲン・ロゴが装着される。
プラグインハイブリッド搭載モデルは、EVモードでの100km以上の航続距離を実現し、燃料補給なしで最長850kmのロングドライブが可能。さらに最大2.5tの牽引能力を持つタイロンは、あらゆる形状やサイズのトレーラーにも対応する。パリ・モーターショーでの初公開に先立って、ドイツを含むヨーロッパにおいては2024年10月10日から受注が開始された。
ティグアンとトゥアレグのギャップを埋める存在
フォルクスワーゲンのパッセンジャーカー担当CEOを務めるトーマス・シェーファーは、タイロンの投入理由を以下のように説明する。
「新型タイロンは正真正銘のフォルクスワーゲン・モデルです。その品質は細部にまで反映されており、日常生活に快適さと実用性をもたらすでしょう。また、幅広いパワートレインをご用意しました。この新型SUVにより、成長を続けるセグメントでのフォルクスワーゲンのラインナップをさらに拡大し、ベストセラーのティグアンと高級SUVのトゥアレグの間に存在したギャップを埋めることができます」
フォルクスワーゲン・ブランドの販売・マーケティング・アフターセールス担当取締役のマーティン・サンダーは次のように付け加えた。
「新型タイロンは、フォルクスワーゲンが象徴する、あらゆる要素を兼ね備えたモデルです。それは多用途性、快適性、そして新技術です。最大7人乗りのシート、高級感あふれるインテリア、広々とした収納スペース、革新的な駆動システムを備えた大型SUVは、あらゆる人にとって理想的なパートナーとなるでしょう。同時にタイロンは、実用性と効率性も完璧に備えています」
充実の標準装備が奢られたインテリア
インテリアも、ソリッドなフォルクスワーゲンらしいデザインでまとめられた。装備ラインに応じて、リサイクルマイクロファイバー「ArtVelours Eco」やリアルウッド、イルミネーション付き装飾トリムなど、様々なマテリアルや装備を組み合わせることがでる。
エントリーレベルが「ライフ(Life)」ライン、それに続く2つの上級パッケージ「エレガンス(Elegance)」と「R-Line」を展開する。エントリーレベルながらもライフ・ラインは、9基のエアバッグ、3ゾーン・オートマチックエアコンディショナー、10色のアンビエント照明、多機能ドライビング・エクスペリエンス・コントロール、インフォテインメントシステム(画面サイズ32cm)、デジタルメーターなど充実の標準装備が奢られた。
最新SUVらしくエントリー仕様から、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、コーナリング時対向車ブレーキ機能、レーンチェンジ・システム、レーンキープ・システム、歩行者・自転車モニター付き自動緊急ブレーキ・システム、パークアシスト・プラス、リヤビューカメラシステムなど、幅広いアシストシステムが標準搭載される。
アダプティブ・シャシーコントロール「DCCプロ」、インタラクティブな照明機能を備えた「IQ.LIGHT」HDマトリクスヘッドライト、縦方向・横方向の誘導をサポートする「トラベルアシスト」、IDAボイスアシスタント(ChatGPT機能を統合)、チルト&スライド式パノラマサンルーフ、ハーマン製700Wサウンドシステム、マッサージ機能とベンチレーション機能付き電動調整シートなど、豊富なオプションも用意された。
PHEVを含む幅広いパワートレインをラインナップ
タイロンはプラグインハイブリッド、ガソリン、ディーゼルという豊富なパワートレインを展開し、販売開始時点で4種類をラインナップ。2種類のガソリンターボ(TSI)、2種類のディーゼルターボ(TDI)にマイルドハイブリッド駆動「eTSI」が導入され、2種類のスペックを持つプラグインハイブリッド・システム「eハイブリッド」をを含め、すべての駆動システムにダイレクトシフトギヤボックス(DSG)が組み合わせられる。
電動モーターとガソリンエンジンの利点を組み合わせたのが、プラグインハイブリッドモデル。最高システム出力150kW(204PS)と200kW(272PS)仕様が用意され、容量19.7kWhのリチウムイオンバッテリーにより、どちらの仕様もEVモードで100km以上の航続距離を実現した。ACウォールボックス/AC充電ステーションで最大11kW、DC急速充電ステーションで最大50kWの充電に対応する。
最高出力142kW(193PS)を発揮する2.0リッター直列4気筒TDIターボディーゼルは、「4MOTION」4輪駆動システムが標準装備。タイロンの「4MOTION 」モデルは、最大2500kgまでのトレーラー重量に対応しており、折りたたみ式牽引ブラケットと標準装備の操舵アシストシステム「トレーラーアシスト」により、大型の貨物ボックスやボートトレーラーも簡単につなぐことができる。