新型「BMW M2 クーペ」が2025年4月から日本でデリバリー開始

“最高出力480PS”の3.0リッター直6ターボ搭載「BMW M2 クーペ」改良新型は6速MTと8速ATを日本導入【動画】

日本導入が開始された新型「BMW M2 クーペ」の走行シーン。
新型「BMW M2 クーペ」の日本導入がスタート、デリバリーは2024年5月からデリバリーを開始。
ビー・エム・ダブリューは、ハイパフォーマンスBMW Mモデル「BMW M2 クーペ」改良新型のオーダー受付を、全国のBMW正規ディーラーにおいてスタートした。デリバリーは、2025年4月からを予定している。

BMW M2 Coupe

2代目「M2」が大幅なアップデートを実施

日本導入が開始された新型「BMW M2 クーペ」のエクステリア。
2022年にデビューした2代目M2がデビューから2年の時を経て、大幅なアップデートが実施された。

「BMW M2」は、1973年に誕生しそのスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「BMW 2002」や、1985年に登場した初代「BMW M3」の伝統を引き継ぐ、ラインナップで最もコンパクトなBMW Mモデルだ。BMWの高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発し、初代M2は2016年に投入されており、現行型は2022年に登場した2代目となる。

日本導入がスタートした新型M2は、コンパクトなボディに、自然吸気エンジンのような官能的な吹けあがりと、ターボテクノロジーによる圧倒的なパワーを併せ持つ3.0リッター直列6気筒ツインターボを搭載。セグメント唯一の後輪駆動と、約「50:50」の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロードホールディング性能を実現した。

日本市場には、8速AT(Mステップトロニック)に加えて、ダイレクトに車両を操れる6速MTモデルもラインナップされる。衝突回避・被害軽減ブレーキ等の先進安全機能である「ドライビング・アシスト」、車載通信モジュールによりITネットワークを活用する「BMWコネクテッド・ドライブ」、AI技術の活用により音声会話で車両操作が可能な「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」など、充実の標準装備が与えられている。

レーシングカーを思わせるアピアランス

日本導入が開始された新型「BMW M2 クーペ」のエクステリア。
ベースとなった2シリーズ クーペのデザインを崩すことなく、レーシングカーを思わせる筋肉質なエクステリアを実現した。

M2のフロントセクションは「2シリーズ クーペ」改良新型をベースとしながら、大きく左右に張り出した四角型基調のエアインテーク、ヘッドライト周辺のデザイン、横バーを採用した直線的なフレームレス・キドニーグリル、横方向に拡幅化されたフロントフェンダーなどにより、より存在感を強調。フェイスリフトを超える、ブラッシュアップが施された。

サイドセクションは、2シリーズ クーペの伸びやかなサイドデザインと居住性はそのまま、特にフロントとリヤのバンパーを大型化することで、パワフルな走行性能を表現。サイドスポイラーは大型化し、ボディ同色としたことで、どっしりとした安定感を手にした。低重心化と大径ホイールの組み合わせにより、レーシングカーのような迫力あるアピアランスを実現した。

リヤセクションは、LED技術を採り入れ、スモーク処理されたコンパクトなテールライト、後部をキックアップさせた厚みのあるトランク形状、Mハイパフォーマンスモデル伝統の4本出しエキゾーストパイプ、立体的なリヤディフューザーなどにより、シンプルながらもグラマラスで存在感を手にしている。

ボディ含め、ドライブトレインを構成する各コンポーネンツに、アルミニウムを多用することで、軽量化をはかり、運動性能が大幅に向上。また、エンジンルーム内のストラットブレースの追加、前後アクスルへの補強を施し、車体強化を実現し、サーキットにおける走行性能を高めた。サーキットでの走行を想定し、耐熱・耐フェード性能に優れた大径ブレーキディスク、軽量化された6ポットMコンパウンドブレーキも標準装備する

自由な変速を楽しめる6速MTを導入

日本導入が開始された新型「BMW M2 クーペ」の6速マニュアルミッション。
ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチックに加えて、自由にシフトチェンジを楽しめる6速マニュアルトランスミッション搭載モデルも用意された。

BMW M3やM4に搭載される、高効率3.0リッター直列6気筒BMW Mツインパワーターボ・ガソリンエンジンを搭載。最高出力は20PSパワーアップした480PS(353kW)、最大トルクは600Nm (MT=550Nm)を発揮する。

エンジンは圧力損失を最小限にし流体抵抗を低く抑えることでレスポンスを最適化。高効率を実現する吸気ダクト、重量を最適化し高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し低回転時でも高いトルクを実現するツインターボチャージャーなど、サーキットで培われた多くの技術が贅沢に搭載された。

トランスミッションは、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチックトランスミッションを採用。サーキット走行から快適な街中での走行まで、あらゆる場面に対応する。さらにドライバーの意のままに変速が可能な、6速マニュアルトランスミッション搭載モデルも用意された。

内装にM3やM4と共通コンポーネンツを採用

日本導入が開始された新型「BMW M2 クーペ」のインテリア。
レーシーなコクピットは、上級モデルのM3とM4に導入されているコンポーネンツが贅沢に奢られた。

インテリアは、上級モデルのM3やM4と共通のコンポーネントを数多く採用。「iドライブ・コントローラー」、タッチ操作が可能で視認性に優れた「BMWカーブドディスプレイ」、全席乗員の身体をしっかりと支える「Mスポーツシート」、フロントシートに内蔵されたイルミネーション付き「M2」ロゴなどが標準装備される。

フロントシートにはサーキット走行に適した「Mカーボンバケットシート」をオプションで設定。横方向のGを強力にサポートするMカーボンバケットシートは多点式シートベルトにも対応し、前席2脚で約10kgもの軽量化も実現する。また、コンパクトボディサイズながらも、大人2名が乗車が可能なリヤシートもM2特徴と言えるだろう。

ドライバーの好みに併せて2パターンのセッティングか可能な「M Drive」を標準装備。エンジン、サスペンション、ステアリングやブレーキなど、好みのセッティングをステアリングに装備される「M1/M2」ボタンに記憶させることで、瞬時に好みのセッティングを呼び出す事が可能となっている。

車両本体価格(税込)

BMW M2 クーペ(6速マニュアル・トランスミッション): 998万円
BMW M2 クーペ(8速MステップトロニックAT):998万円

【問い合わせ】
BMW カスタマー・インタラクション・センター
TEL 0120-269-437

【関連リンク】
・BMWジャパン公式サイト

「BMW M2」を動画でチェック!

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…