Ferrari 499P
午後のセッションでルクレールが2番手タイム
WEC最終戦バーレーン8時間レースの決勝翌日の11月4日、公式ルーキーテストが実施された。フェラーリAFコルセはオフィシャルドライバーのトーマス・ノイバウアーが「499P」51号車、今シーズンのイタリアGT耐久選手権王者のアーサー・ルクレールが50号車、カスタマーチームとなるAFコルセの83号車はフィル・ハンソンがそれぞれステアリングを握った。
3名のドライバーは午前と午後のセッションに参加し、全長5.412kmのバーレーン・インターナショナル・サーキットで精力的にラップを重ねた。フェラーリAFコルセの50号車と51号車は午前のセッションで68周、午後のセッションは77周を走行。ルクレールが1分50秒460と総合2位の好タイムをマークし、ノイバウアーは1分51秒030のベストラップで、総合7位に入っている。
初めてハイパーカーをドライブしたにも関わらず、その才能の片鱗を見せつけたルクレールは、次のようにセッションを振り返った。
「バーレーンでのルーキーテストは本当に有意義な時間となりました。499Pに乗り込むのは、並外れた体験です。信じられないほどパワフルで、完璧なラップで走りきるには、常に高いレベルの注意力と正確性が求められます。テスト中、ハイパーカーの複雑さを実感しましたが、同時に心から楽しめました。499Pが参戦するWECは、近年はますます魅力的で競争の激しい選手権となっています。将来、499Pでレースを走ることができたら夢のようです」
一方、ノイバウアーにとっても、得難い経験になったようだ。
「フェラーリ 499Pのドライブは最高としか言いようがありません。このようなレーシングカーでの最高速、そしてサーキット全体をとおして得られるフィーリングは、僕にとって新しい体験になり、本当に楽しかったです。このような機会を与えてくれたフェラーリ、そして499Pについて多くの側面を素早く学ばせてくれたチームに心から感謝します」