Mercedes-AMG High-Performance SUV
AMGを体現したフル電動SUVとして開発
メルセデス AMGは、57年の歴史において初のフルサイズSUVを自社開発している。アファルターバッハ(AMGの本社ファクトリー)生まれのオフローダーは、AMG独自のフル電動プラットフォーム「AMG.EA」をベースに開発。開発車両はこの冬から最初のテストを行う予定だ。
25年以上前、AMGは「ML 55 AMG」を発売し、新たなセグメントを開拓。以降、ハイパフォーマンスSUVは、長年にわたってAMGラインナップの要となってきた。このラグジュアリーハイパフォーマンスSUVは、たちまち世界中のカスタマーの心を掴み、以来、多くのメーカーがこのセグメントに車種を投入している。
現在、開発が進められている最新プロジェクトでは、メルセデス AMGが初めて車両全体のアーキテクチャーを設計。このフルサイズSUVは、フル電動プラットフォーム「AMG.EA」をベースとする2番目のモデルとなるという(最初のモデルは現在テスト中)。メルセデス AMGのマイケル・シーべCEOは、現在開発中のフルサイズ電動SUVについて、次のように説明を加えた。
「SUVは長年にわたり、最も人気の高いモデルシリーズのひとつです。現在開発されている『Born in Affalterbach(アファルターバッハ生まれ)』SUVは、このトレンドに応えるための1台となります。間もなく『AMG.EA』プラットフォームをベースとした、魅力的な高性能オフローダーをお客様に提供します」
「新しい高性能アーキテクチャー『AMG.EA』は、『まずはAMGであること、EVであることはその次』という明確な哲学に従っています。つまり、この車両はEVとして優れているだけでなく、エモーションとパフォーマンスというAMGの中核的な品質を体現しているのです」