Aston Martin Vantage AMV24 Edition

ヴァンテージ GT3をイメージしたエクステリア

「アストンマーティン ヴァンテージ AMV24 エディション」のエクステリア。
エクステリアは、GT3レーシングカーをイメージし、ポディウムグリーンのエクステリアカラーに、AMRライムのコントラストカラーが組み合わせられた。

2024年6月29〜30日に開催されたスパ・フランコルシャン24時間レースにおいて、アストンマーティンのパートナーチーム「コムトゥーユー・レーシング(Comtoyou Racing)」の「ヴァンテージ GT3」7号車(マティア・ドルーディ、マルコ・ソーレンセン、ニッキー・ティーム)が総合優勝。この歴史的快挙を記念し、アストンマーティンは、ヨーロッパのカスタマーに向けた限定仕様「ヴァンテージ  AMV24 エディション」を発売する。

24台が限定発売される「ヴァンテージ  AMV24 エディション」はアストンマーティンのカスタマイズ部門「Q by Aston Martin」によって、モータースポーツのエッセンスを織り込んだ特別な1台に仕上げられた。エクステリアカラーは、アストンマーティン独自のポディウムグリーンをチョイス。車体全体に走るレーシングライン、エアベント・サラウンド、ミラーキャップはAMRライムで仕上げられた。

ベースとなった新型ヴァンテージは、50対50という完璧な前後重力配分を誇り、最高出力665PS、最大トルク800Nmを発揮する4.0リッターV型8気筒ツインターボに、8速ATを介して後輪を駆動する。0-60mph加速は3.4秒、最高速度は202mph(325km/h)という瞬足を誇る。

足元には、印象的なサテンブラック仕上げの21インチYスポークアロイホイールを装着。アクティブビークルダイナミクス、ビルシュタイン製DTXアダプティブダンパー、電子制御リヤディファレンシャル(E-diff)、AML専用21インチミシュラン「Pilot S5タイヤ」が奢られている。

コクピッチにもAMRライムのコントラスト

「アストンマーティン ヴァンテージ AMV24 エディション」のインテリア。
コクピットには「Vantage AMV24 Edition」の専用ロゴをあしらったシルプレートを配置。トリムやシートには、AMRライムのコントラストステッチがチョイスされた。

コクピットには「Vantage AMV24 Edition」の専用ロゴをあしらったシルプレートが限定モデルであることをアピール。ヘッドレスト、ダーククロームのジュエリーパック、ブラックのベンチレーションシートには、AMRライムのコントラストステッチが入れられた。

ヴァンテージ  AMV24 エディションのオーナーには、特別なオーナー体験を付帯される。アストンマーティン・ヨーロッパの招待により、2025年のスパ・フランコルシャン24時間レース観戦ツアーに参加できる。また決勝レースに先立って、ヨーロッパ屈指のクラシックサーキットを舞台に、ヴァンテージのドライビングダイナミクスを堪能する時間が設けられる予定だ。

アストンマーティン・ヨーロッパの地域担当社長のアンドレアス・バレイスは、ヴァンテージ  AMV24 エディションについて次のようにコメントした。

「2024年、アストンマーティンの新型スポーツカーのラインナップは一新され、どのモデルもクラスをリードするパフォーマンス、先進技術、そして極上の贅沢さを備えています。最も目の肥えたお客様の中には、希少性や独自性を何よりも重視する方が少なくありません。だからこそ『Q by Aston Martin』チームは、このヴァンテージ AMV24 エディションを製作したのです」

「ヴァンテージ AMV24 エディションを所有することは、偉大な歴史の一部を所有することを意味します。今年、スパ・フランコルシャン24時間レースにおけるアストンマーティン ヴァンテージ AMR GT3の勝利は、1948年以来となるアストンマーティンによる総合優勝でした」

「2025年のレース前に、10万人の観客の前で新しいヴァンテージ AMV24 エディションをサーキットでドライブするというスリリングなドライブ体験は、新しいオーナーの皆様にとって格別な時間となるでしょう。きっとレースと共に、忘れられない思い出となるはずです」   

アストンマーティンが誇るピュアスポーツ。3代目ヴァンテージ。

最高のドライバーズカーとなった新型「アストンマーティン ヴァンテージ」の限界をサーキットで試す

コンパクトなボディにハイパワーなV8を搭載し、アストンマーティンの中でも抜群のピュアスポーツ性能を持つFRマシンであるヴァンテージ。3代目となる最新モデルは史上最強のスペックと一層躍動的になったフォルムが光る。(GENROQ 2024年7月号より転載・再構成)