「アウディ A3 オールストリート 40 TFSI e」が2024年11月から欧州で受注開始

コンパクトクロスオーバーに待望のPHEV「アウディ A3 オールストリート 40 TFSI e」が登場「EV航続距離140km」

PHEV「アウディ A3 オールストリート 40 TFSI e」の走行シーン。
PHEV「アウディ A3 オールストリート 40 TFSI e」の走行シーン。
プレミアムコンパクトハッチ「A3」のクロスオーバー版「アウディ A3 オールストリート 」に、プラグインハイブリッドパワートレインを搭載した「40 TFSI e」が追加された。「A3 オールストリート 40 TFSI e」の価格は4万6000ユーロから、2024年11月中旬から欧州において受注がスタートする。

Audi  A3 allstreet 40 TFSI e

1.5直4ターボに電気モーターの組み合わせ

PHEV「アウディ A3 オールストリート 40 TFSI e」のエクステリア。
A3をベースに車高をアップした「A3 オールストリート 40 TFSI e」。パワートレインは1.5リッター直列4気筒「TFSI evo2」ガソリンターボをベースに、高効率電気モーターと大容量バッテリーが組み合わせられた。

個性的なオフロードルックと車高アップした最低地上高を持つ「アウディ A3 オールストリート」に、待望のプラグインハイブリッド搭載モデル「40 TFSI 」が登場した。最高出力110kW(150PS)、最大トルク250Nmを発揮する新開発1.5リッター直列4気筒「TFSI evo2」ガソリンターボエンジンに、出力85kWの電気モーターが組み合わせられた。

エクステリアは他の乗用車ベースのクロスオーバーモデルと同様、A3 スポーツバックから15mm車高をアップ。タイヤ径の拡大と合わせて、最低地上高を30mmアップした。トレッド拡大に合わせて、ワイドなホイールアーチライナーを導入。足もとにはスポーティな17インチ軽量アロイホイールが標準装備される。

車高アップに合わせて、スプリングとダンパーのセットアップを最適化。重量物のリチウムイオンバッテリーは、リヤシートベンチ下の床下に配置される。

内燃エンジンと永久励磁同期モーターによるシステム最高出力は150kW(204PS)、最大トルクは350Nm。最高速度は電子リミッターにより225km/hに制限される。総容量25.7kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーは96個の角型セルを内蔵しており、EVモードでの航続距離は140km(WLTPサイクル)が確保された。

充電は最大50kW直流充電に対応し、バッテリーレベル10%の状態から、30分以内に80%まで充電することが可能。価格は4万6000ユーロから、2024年11月中旬から欧州において受注がスタートしている。

最大限の効率性を実現したパワートレイン

「アウディ A3 オールストリート 40 TFSI e」は、低速域では純粋な電気駆動を採用し、高速域ではTFSIエンジンを優先。最大限の効率性を実現している。
PHEVが導入された「アウディ A3 オールストリート 40 TFSI e」は、低速域では純粋な電気駆動を採用し、高速域ではTFSIエンジンを優先。最大限の効率性を実現した。

搭載されるプラグインハイブリッドのドライブマネジメントは、最適な効率性能を実現するように開発された。ドライバーは、スイッチパネルの「EV」ボタンを選択するか、マルチメディアインターフェイス(MMI)を介して、フル電動モードでのドライブを楽しむことができる。

標準搭載されるオートハイブリッドは、エンジンとモーターの使用域をインテリジェントにバランス。低速域では純粋な電気駆動を採用し、高速域ではTFSIエンジンを優先。モーターと内燃機関を併用しながら、最大限の効率性を実現した。また、様々な走行環境に適応。搭載されるハイブリッドマネージメントシステムは、バッテリーの充電レベルを一定に保つことで、実用域において十分な航続距離を手にしている。

標準装備される「アウディ・バーチャルコックピット」はパワー、ドライブモード、バッテリーの充電状態、航続距離などを分かりやすく表示。PHEV専用サービスとして「MMIディスプレイ」には、エネルギーの流れをアニメーションを使って表示される。

新たにラインアップに加わった、クロスオーバー「 A3 オールストリート」。

改良新型「アウディ A3」登場に併せてクロスオーバーモデル「A3 オールストリート」がデビュー

アウディは、コンパクトハッチバック&セダン「A3」の改良新型をヨーロッパにおいて発表した。今回、車高を上げたクロスオーバーモデル「A3 オールストリート」を追加。ドイツでの価格は「A3 35 TFSI スポーツバック」が3万5650ユーロから。全モデルがドイツ・インゴルシュタット工場で製造され、2024年3月から受注をスタートしている。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…