改良新型「メルセデス・ベンツ EQS」の日本デリバリーは2024年11月以降

バッテリー大型化でEV日本最長の航続距離759kmを実現した改良新型「メルセデス・ベンツ EQS」がデビュー

日本導入がスタートした「メルセデス・ベンツ EQS」改良新型のエクステリア。
メルセデス・ベンツのフル電動フラッグシップ「EQS」がアップデートを実施。日本市場での販売がスタートした。
メルセデス・ベンツ日本は、フル電動フラッグシップ「EQS」の改良新型を発表。メルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、オーダーの受け付けをスタートした。カスタマーへのデリバリーは、2024年11月以降を予定している。

Mercedes-Benz EQS 450+

メルセデスらしいフロントを「EQS 450+」に導入

日本導入がスタートした「メルセデス・ベンツ EQS」改良新型のエクステリア。
今回の改良から、「EQS 450+」はメルセデス・ベンツらしいクロームルーバー・ラジエーターグリルと、ボンネットマスコットを標準装備。フラッグシップEVであることを、明確にアピールする。

メルセデス・ベンツ初のフル電動ラグジュアリーモデル「メルセデス・ベンツ EQS」は、2022年に日本市場へと導入された。EQSは専用プラットフォームを新たに設計・開発し、電気自動車ならではのパッケージの有用性を活かしたエクステリアデザインを採用。エアロダイナミクスを追求した先進的な美しさが高い評価を受けた。

今回、日本導入がスタートした「EQS」改良新型は、エクステリアや装備を見直し、バッテリー容量の増加など大幅なアップデートを実施。「EQS 450+」は、メルセデス・ベンツらしいクロームルーバー・ラジエーターグリルと、ボンネットマスコットを標準装備し、フラッグシップにふさわしいデザインへと刷新された。

また、インテリアには圧倒的な存在感を放つ、タッチ式「MBUXハイパースクリーン」を「EQS 450+」に標準装備。また、少ない力でドアを閉めることが可能なソフトドアクロージング機能を標準装備し、電動充電フラップを新たに搭載したことで、利便性が大幅に向上した。

大容量バッテリーによる航続距離759km

日本導入がスタートした「メルセデス・ベンツ EQS」改良新型のエクステリア。
今回、搭載されるバッテリー容量が118.0kWhに拡大。航続距離は日本で販売されるEV最長の759kmを実現した。

「EQS 450+」はリヤに電動パワートレイン「eATS」を搭載し、最高出力360PS(265kW)を発揮。今回、バッテリー容量を118.0kWhに増加したことで、1回の充電による航続距離が759kmに延伸した。この一充電走行距離は、日本で販売されるEVで最長となるという。

電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)を採用。このPSMはACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているためローターに通電の必要がなく、電気モーターには三相の巻線を2基備えた六相式を採用しており、極めて強力なパワーを発揮する。

ハイパフォーマンス仕様の「メルセデス AMG EQS 53 4MATIC+」は。フロントとリヤに「eATS」を搭載し、最高出力は658PS(RACE START使用時は最大761PS)。1回の充電による航続距離は659kmが確保された。トルクシフト機能により、前後の電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、あらゆる走行域において前後駆動力配分が最適化される。

「MBUX ハイパースクリーン」を標準装備

日本導入がスタートした「メルセデス・ベンツ EQS」改良新型のインテリア。
「EQS 450+」は前席の幅いっぱいに1枚のガラスで覆われたスクリーンが広がる「MBUXハイパースクリーン」を標準搭載する。

「EQS 450+」に、大型カーブドディスプレイユニット「MBUXハイパースクリーン」を標準装備する。MBUXハイパースクリーンは、12.3インチコクピットディスプレイ、17.7インチ有機ELメディアディスプレイ、12.3インチ有機ELフロントディスプレイで構成。1枚のカバーガラスの奥には3基のディスプレイが配置され、幅1410mmにわたって巨大なスクリーンが目の前に広がる。メディアディスプレイと助手席用ディスプレイには、高精細・有機ELディスプレイと、触覚フィードバック機能が採用された。

「EQS 450+」は、「エクスクルーシブパッケージ」を選択すると、シート素材がナッパレザーに変更。リヤシートの居住性を高めるエグゼクティブシート、ネック&ショルダーウォーマー、シートヒータープラス、マルチコントロールシート機能、ショーファーポジションスイッチ、デザインベルトバックル、MBUXリヤエンターテインメントシステムなどを標準搭載する。「AMG EQS 53 4MATIC+」は、リヤのエグゼクティブシートが標準装備される。

リヤシートは電動で38度まで背もたれの角度を調整できる機能を導入。ショーファーポジションスイッチを使うことで前席助手席の位置を後席から調整し、座面の深さを約50mmまで拡張することにも対応する。エグゼクティブシート搭載車は、リヤシートの調整機能が除かれる。

車両本体価格(税込)

メルセデス・ベンツ EQS 450+:1535万円
メルセデス AMG EQS 53 4MATIC+:2395万円

【問い合わせ】
メルセデス・コール
TEL 0120-190-610

【関連リンク】
・メルセデス・ベンツ公式サイト

フル電動フラッグシップ「メルセデス・ベンツ EQS」改良新型のエクステリア。

ボンネットにスリーポインテッドスターが立つ新型「メルセデス・ベンツ EQS」がデビュー「最大航続距離800km」

メルセデス・ベンツは、フル電動フラッグシップサルーン「EQS」の改良新型を発表した。クロームとアップライト・スリーポインテッドスターを備えた新形状のラジエタートリムを導入し、より威厳のあるデザインを実現。バッテリー容量が拡大したことで航続距離は82kmも伸び、ロングドライブにも対応できるようになった。装備の充実化にも関わらず価格は据え置かれ、4月25日からオーダーがスタートしている。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…