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Mercedes-Benz EQS 450+
メルセデスらしいフロントを「EQS 450+」に導入
メルセデス・ベンツ初のフル電動ラグジュアリーモデル「メルセデス・ベンツ EQS」は、2022年に日本市場へと導入された。EQSは専用プラットフォームを新たに設計・開発し、電気自動車ならではのパッケージの有用性を活かしたエクステリアデザインを採用。エアロダイナミクスを追求した先進的な美しさが高い評価を受けた。
今回、日本導入がスタートした「EQS」改良新型は、エクステリアや装備を見直し、バッテリー容量の増加など大幅なアップデートを実施。「EQS 450+」は、メルセデス・ベンツらしいクロームルーバー・ラジエーターグリルと、ボンネットマスコットを標準装備し、フラッグシップにふさわしいデザインへと刷新された。
また、インテリアには圧倒的な存在感を放つ、タッチ式「MBUXハイパースクリーン」を「EQS 450+」に標準装備。また、少ない力でドアを閉めることが可能なソフトドアクロージング機能を標準装備し、電動充電フラップを新たに搭載したことで、利便性が大幅に向上した。
大容量バッテリーによる航続距離759km
「EQS 450+」はリヤに電動パワートレイン「eATS」を搭載し、最高出力360PS(265kW)を発揮。今回、バッテリー容量を118.0kWhに増加したことで、1回の充電による航続距離が759kmに延伸した。この一充電走行距離は、日本で販売されるEVで最長となるという。
電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)を採用。このPSMはACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているためローターに通電の必要がなく、電気モーターには三相の巻線を2基備えた六相式を採用しており、極めて強力なパワーを発揮する。
ハイパフォーマンス仕様の「メルセデス AMG EQS 53 4MATIC+」は。フロントとリヤに「eATS」を搭載し、最高出力は658PS(RACE START使用時は最大761PS)。1回の充電による航続距離は659kmが確保された。トルクシフト機能により、前後の電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、あらゆる走行域において前後駆動力配分が最適化される。
「MBUX ハイパースクリーン」を標準装備
「EQS 450+」に、大型カーブドディスプレイユニット「MBUXハイパースクリーン」を標準装備する。MBUXハイパースクリーンは、12.3インチコクピットディスプレイ、17.7インチ有機ELメディアディスプレイ、12.3インチ有機ELフロントディスプレイで構成。1枚のカバーガラスの奥には3基のディスプレイが配置され、幅1410mmにわたって巨大なスクリーンが目の前に広がる。メディアディスプレイと助手席用ディスプレイには、高精細・有機ELディスプレイと、触覚フィードバック機能が採用された。
「EQS 450+」は、「エクスクルーシブパッケージ」を選択すると、シート素材がナッパレザーに変更。リヤシートの居住性を高めるエグゼクティブシート、ネック&ショルダーウォーマー、シートヒータープラス、マルチコントロールシート機能、ショーファーポジションスイッチ、デザインベルトバックル、MBUXリヤエンターテインメントシステムなどを標準搭載する。「AMG EQS 53 4MATIC+」は、リヤのエグゼクティブシートが標準装備される。
リヤシートは電動で38度まで背もたれの角度を調整できる機能を導入。ショーファーポジションスイッチを使うことで前席助手席の位置を後席から調整し、座面の深さを約50mmまで拡張することにも対応する。エグゼクティブシート搭載車は、リヤシートの調整機能が除かれる。
車両本体価格(税込)
メルセデス・ベンツ EQS 450+:1535万円
メルセデス AMG EQS 53 4MATIC+:2395万円
【問い合わせ】
メルセデス・コール
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【関連リンク】
・メルセデス・ベンツ公式サイト