ついにラインナップが完成した新型「MINI ジョン クーパー ワークス」シリーズ

多様なボディとパワートレインの揃った新生「MINI ジョン クーパー ワークス」5つの選択肢

2024年、MINIが展開するハイパフォーマンスモデル「ジョン クーパー ワークス」が全面刷新。異なる魅力を持った5台の「JCW」が勢揃いした。
2024年、MINIが展開するハイパフォーマンスモデル「ジョン クーパー ワークス」が全面刷新。異なる魅力を持った5台の「JCW」が勢揃いした。
新世代MINIシリーズをベースとするハイパフォーマンスモデル、「MINI ジョン クーパー ワークス」がすべてデビューを飾った。スポーティな内外装と、モータースポーツ由来のドライビングダイナミクスを備えた5台をラインナップ。カスタマーは2種類のフル電動モデルと、3種類のパワフルなICEモデルから、自分のライフスタイルに合わせた「JCW」を選ぶことができる。

MINI John Cooper Works model family

2種類のEVと3種類のICE搭載モデル

新たな世代へと生まれ変わった「MINI ジョン クーパー ワークス」は、2種類のフル電動パワートレイン搭載モデルと、3種類のICE搭載モデルで構成される。
新たな世代へと生まれ変わった「MINI ジョン クーパー ワークス」は、2種類のフル電動パワートレイン搭載モデルと、3種類のICE搭載モデルで構成される。

5台の現行「MINI ジョン クーパー ワークス」は、それぞれが最もパワフルな形で純粋なドライビングプレジャーと、ユニークなユーザーエクスペリエンスを体現。「MINI ジョン クーパー ワークス エレクトリック」と「MINI ジョン クーパー ワークス エースマン」により、JCWのラインナップに初めてフル電動モデルが加わることになった。2台のEVは、最高出力261PS(190kW)・最大トルク350Nmを発揮する、最新フル電動パワートレインを搭載する。

「MINI ジョン クーパー ワークス」と「MINI ジョン クーパー ワークス コンバーチブル」は、最高出力231PS(170kW)、最大トルク380Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒MINIツインパワーターボエンジンを搭載。「MINI ジョン クーパー ワークス  カントリーマン ALL4」は、よりパワフルな2.0リッター直4ターボを搭載し、インテリジェントな4輪駆動システムを介して、オンロードだけでなくオフロードでもその真価を発揮する。

新たに加わったフル電動「JCW」

「MINI ジョン クーパー ワークス エースマン」のエクステリア。
新世代MINIシリーズ唯一のEV専用モデル「エースマン」にも、ジョン クーパー ワークスエースマン(写真)を設定。3ドアモデルと同じ、最高出力190kWを誇る最新電動パワートレインを搭載する。

「MINI ジョン クーパー ワークス エレクトリック」と「MINI ジョン クーパー ワークス エースマン」は、新次元の電動ハイパフォーマンスモデルとして開発された。最高出力190kWを誇るフル電動パワートレインは、電動ブースト機能により、20kWのエキストラパワーを発揮。そのニュートラルな加速力は、ICEモデルでは決して味わえないとMINIは胸を張る。

JCW専用のサスペンションチューニングが施されたシャシーにより、MINIが誇るゴーカートフィーリングは電動モデルでも健在。その俊敏なハンドリングは、サーキットだけでなく、ワインディングロードや市街地でも魅力を発揮する。

内外装の専用ディテールは、MINIが誇るモータースポーツとの感情的なつながりを強調。チェッカーフラッグをイメージしたレッド/ホワイト/ブラックの「John Cooper Works」専用ロゴや、レッドからブラックへとグラデーションが施された専用マルチトーンルーフが、特別な1台であることをアピールする。

サイドスカート、Cピラーの専用エアロブレード、リヤスポイラーが、特に高速域におけるエアロダイナミクスを最適化し、航続距離を向上。3ドアのMINI ジョン クーパー ワークス エレクトリックが371km、5ドアのMINI ジョン クーパー ワークス エースマンは355kmの航続距離が確保された。

2.0リッター直4ターボに7速DCTを組み合わせたICE仕様

「MINI ジョン クーパー ワークス コンバーチブル」の走行シーン。
2.0リッター搭載モデルは、3ドアの「MINI ジョン クーパー ワークス」と、先代モデルを大幅にアップデートした「MINI ジョン クーパー ワークス コンバーチブル(写真)」を用意。どちらも、2.0リッター直列4気筒MINIツインパワーターボに7速DCTが組み合わせられた。

「MINI ジョン クーパー ワークス」と「MINI ジョン クーパー ワークス コンバーチブル」は最高出力231PS、最大トルク380Nmを発揮する、パワフルな2.0リッター直列4気筒MINIツインパワーターボエンジンを搭載。スポーティにチューンされた7速DCTを介して、エンジンパワーをダイレクトに路面へと伝達する。

0-100km/h加速は、MINI ジョン クーパー ワークスが6.1秒、MINI ジョン クーパー ワークス コンバーチブルが6.4秒。最高速度はそれぞれ250km/hと、245km/hに設定されている。コンバーチブルのソフトトップは走行中でも、30km/hまでであれば、わずか18秒で完全に格納することが可能だ。

エンジンを効率的に冷却するため、フロントセクションには大型エアベントと「JCW」ロゴを備えたハイグロスブラック・オクタゴン(八角形)フロントグリルが配置された。フロントエプロンのサイドエアインレットにレッドカラーのインサートが加えられ、パフォーマンスモデルであることを強調。テールパイプは、リヤディフューザーのセンターにレイアウトされ、レーシングカーを思わせる佇まいを得ている。

シリーズで最もパワフルなカントリーマン

「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン ALL4」の走行シーン。
新世代MINIの頂点に位置するカントリーマンにも「JCW」を設定。シリーズ屈指の高出力、300PSを発揮する2.0リッター直列4気筒MINIツインパワー・ターボに、4輪駆動システムが組み合わせられた。

「MINI ジョン クーパー ワークス  カントリーマン ALL4」は、JCWシリーズ唯一の全輪駆動(AWD)モデル。その堂々たるスタイル、パワー、走破性を含めてラインナップの頂点に君臨する。

2.0リッター直列4気筒MINIツインパワーターボエンジンは、従来型に改良が加えられ、ピストン、コネクティングロッド、エンジンマウントを変更。BMWによって開発されたデュアルドライブ・エキゾーストターボチャージャーを搭載し、最高出力300PS(221kW)、最大トルク400Nmというスペックを実現した。大柄なクロスオーバーながらも0-100 km/h加速5.4秒、最高速度250km/hという瞬足を誇る。

エクステリアは、アップライトかつミニマルなシルエットに、JCWらしいモータースポーツのエッセンスを追加。リヤに向かって緩やかなカーブを描くルーフにより、スクエアなボディ形状にも関わらず、セグメント最高のCd値0.26を達成している。フロントセクションはハイグロスブラックの専用八角形グリル、「JCW」シグネチャーモードを備えたLEDヘッドライト、垂直型リフレクター付き空力エレメントを導入。リヤセクションも、フロントと同様に「JCW」シグネチャーモード付きテールライトが配置された。

また、先進のドライバーアシスタンスシステムが導入されており、JCWのラインナップでは唯一、高速道路におけるレベル2の部分自動運転を実現している。

新型「MINI ジョン クーパー ワークス コンバーチブル」と「MINI ジョン クーパー ワークス」。

“最速MINIの本命”新型「MINI ジョン クーパー ワークス」「MINI JCW コンバーチブル」日本導入開始【動画】

ビー・エム・ダブリューは、MINIブランドのハイパフォーマンスモデル新型「MINI ジョン クーパー ワークス」と「MINI ジョン クーパー ワークス コンバーチブル」を全国のMINI正規ディーラーにおいて販売開始した。日本国内におけるデリバリーは2025年第1四半期以降を予定している。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…