シートベルトの着用を促進するGMの様々な取り組み

3点式シートベルトの重要性を再確認するゼネラルモーターズ「アメリカの“全国シートベルトの日”とは?」

多くの安全装備が導入される中、最もシンプルだが効果の高い3点式シートベルトの重要性を、ゼネラルモーターズが改めてアピールした。
多くの安全装備が導入される中、最もシンプルだが効果の高い3点式シートベルトの重要性を、ゼネラルモーターズが改めてアピールした。
11月14日はアメリカ合衆国における「全国シートベルトの日(National Seat Belt Day)」だ。現在、すべての車両に装備されている3点式セーフティシートベルトの発明を記念している。ゼネラルモーターズは様々なセーフティデバイスの有効性を踏まえた上で、あらためてシートベルトの需要性をアピールした。

National Seat Belt Day

バックル・トゥ・ドライブ機能

GMが販売する2024年型/2025年型モデルには、パッセンジャーがシートベルト着用しないとDレンジに入れることができない、「バックル・トゥ・ドライブ」機能が搭載されている。
GMが販売する2024年型/2025年型モデルには、パッセンジャーがシートベルト着用しないとDレンジに入れることができない、「バックル・トゥ・ドライブ」機能が搭載されている。

現代の自動車には、衝突時に身を守ったり、衝突を回避する、高度でハイテクノロジーな安全装備や運転支援機能が満載されている。しかし、ドライバーやパッセンジャーが、3点式シートベルトを締めることは、依然としてシンプルながらも、最も効果的かつ重要な安全対策だと言えるだろう。

もちろんシートベルトは使ってこそ機能する。そのためゼネラルモーターズ(GM)は、ドライバーや同乗者が車に乗るたびにシートベルトを締めるよう促す機能を提供した。GMのグローバル製品安全・システム・認証担当副社長を務めるレジーナ・カルトは、シートベルトの有効性を次のように説明する。

「シートベルトは、最も重要な安全装備。シートベルトは生死を分ける存在です。クリックひとつで、あなたの命を救うことができるのですから」

「バックル・トゥ・ドライブ(Buckle to Drive)」は、GMの2024/2025年モデルのほとんどに標準装備されている機能だ。多くのモデルでは、前席にパッセンジャーがいる場合、パッセンジャーがシートベルトを締めなければ、 ドライバーは「P」レンジから「D」レンジに入れることができない。

「バックル・トゥ・ドライブにより、習慣的な行動を続けることになるので、パッセンジャーは自然にシートベルトを締めるようになります。装着を意識することもなくなるのです」とカルトは指摘する。

バックル・トゥ・ドライブはGMの「ティーン・ドライバー(Teen Driver)」機能とも連動。若いドライバーを守るために設計されたこの安全機能を作動させるために、保護者はひとつの車両キーを指定することができる。多くのGM車では、ティーン・ドライバーがアクティブになると、バックル・トゥ・ドライブも自動的にオンとなる。

リヤ・シートベルト・リマインダー

「リヤ・シートベルト・リマインダー」は、メーターにシートベルトのアイコンを表示し、後部座席のパッセンジャーがシートベルトを締めているか、締めていないかを示す。
「リヤ・シートベルト・リマインダー」は、メーターにシートベルトのアイコンを表示し、後部座席のパッセンジャーがシートベルトを締めているか、締めていないかを示す。

シートベルトは後部座席のパッセンジャーとっても重要だが、後部座席に乗り込む際にシートベルトを締めることをを怠る人が少なくない。多くのGM車に装備されている「リヤ・シートベルト・リマインダー(Rear Seat Belt Reminder)」は、メーターにシートベルトのアイコンを表示し、後部座席のパッセンジャーがシートベルトを締めているか、締めていないかを表示する。

運転中に後部座席のパッセンジャーがシートベルトを外すと、ディスプレイに赤い「X」のアイコンが表示され、セーフティ・チャイムが車内に鳴る。これはシンプルだが強力なツールであり、すべての人がシートベルトを締めていることを確認するのに役立つ機能だと言えるだろう。「パッセンジャーが車内のどこに座っていても、シートベルトをしているかどうかを判断することができます」と、カルトは説明する。

一見地味な地味なシートベルトは、それだけで安全機能を果たしているわけではなく、エアバッグの仕事を助けるチームプレーヤー。しかし、2つの機能が相互協力することで、パッセンジャーの命を確実に守ることができる。最後にカルトは次のようにドライバーやパッセンジャーに呼びかけた。

「シートベルトの位置が適切でないと、エアバッグによってあなたを守るのが難しくなります。ベルトをきちんと締めていれば、生存の可能性は最も高くなるのです。私は安全機能の開発に携われることに喜びを感じています。私たちは人類のためになる仕事をしています。事故ゼロに向けて有意義な進歩を遂げているチームを、私は心から誇りに思っています」

「私には整形外科医の息子がいます。息子は交通事故の被害者を何人も見てきているので、シートベルトの装着の有無は、怪我の具合で分かるのだそうです。彼は私に『ママ、シートベルトを締めているだけで、こんなにも損傷が違うんだよ……』と言っていましたから」

6月1日、富士スピードウェイにて開催された「CHEVROLET FAN DAY 2024」で発表されたコルベットE-Ray。左はゼネラルモーターズ・ジャパンの若松 格代表取締役社長。

シボレー コルベット史上初のハイブリッド「E-Ray(イーレイ)」が日本初披露「 価格は2350万円」

6月1日、ゼネラルモーターズ・ジャパンは、富士スピードウェイで行われた「シボレー ファン デイ 2024」の会場にて、アメリカを代表するスポーツカーである「シボレー コルベット」のハイブリッドモデル「E-Ray」を発表した。価格は2350万円となる。

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著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…