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Audi A5L
PPE初の中国専用モデル「Q6L e-tron」
中国で開催中の広州モーターショー(Auto Guangzhou)において、アウディとパートナーの上海汽車集団(SAIC)は、中国市場向けに新型車3モデルを初公開した。フル電動クロスオーバー「Q6L e-tron」は、ポルシェと共同開発した「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」をベースとした、初の中国現地生産モデルとなる。
Q6L e-tronは、2024年12月末から、アウディとSAICが設立した「アウディ FAW NEV」において、中国市場専用車として生産予定。ドイツ・インゴルシュタットで生産される国際仕様のQ6 e-tronよりも長いホイールベースを持つだけでなく、中国のユーザーの好みに合わせた専用デザインが導入されている。
「A5L」の煌びやかな専用エクステリア
アウディとSAICのブースでは、こちらも初公開となるA4Lの後継車「A5L」と、先日発表された中国専用ブランド「AUDI Eコンセプト」も公開された。アウディはパートナー企業の第一汽車やSAICと協力し、今後も中国市場向けにカスタマイズされた専用モデルを開発していく予定だ。
A5Lは、アウディの新たなネーミングルール(フル電動モデル=偶数、従来のICE搭載モデル=奇数)に則ったICE搭載モデル。新世代内燃機関用アーキテクチャー「プレミアム・プラットフォーム・コンバスチョン(Premium Platform Combustion :PPC)」をベースに、A5よりも長いホイールベースと専用デザインが採用された。
新型A5のダイナミックなプロポーションを保ちながら、ホイールベースの延長による広々とした室内空間を実現。イルミネーテッドドアミラー、フロントとリヤに配置された専用の「イルミネーションリング」など、個性的なデザイン要素を加えたことで、よりラグジュアリーな雰囲気を手にしている。