「アウディ Q4 45 e-tron」が大幅アップデートして日本導入開始

進化版「アウディ Q4 45 e-tron」の販売がスタート「パワーアップして最大“613km”航続距離」

パフォーマンスアップと航続距離の延伸を実現した「アウディ Q4 45 e-tron」と「アウディ Q4 スポーツバック 45 e-tron」の日本導入がスタートした。
パフォーマンスアップと航続距離の延伸を実現した「アウディ Q4 45 e-tron」と「アウディ Q4 スポーツバック 45 e-tron」の日本導入がスタートした。
アウディ ジャパンは、アウディのプレミアムコンパクトEV「Q4 e-tron」と「Q4 e-tron スポーツバック」のパフォーマンスをアップデート。「Q4 45 e-tron」と「Q4 スポーツバック 45 e-tron」の販売を、アウディ正規ディーラーを通じて開始した。

Audi Q4 Sportback 45 e-tron/ Q4 45 e-tron

日本市場に“ちょうどいい”サイズ

新型「アウディ Q4 スポーツバック 45 e-tron」のエクステリア。
Q3とQ5の間に位置するコンパクトなボディサイズを持つ「Q4 e-tron」は、日本の市街地にもマッチするサイズが好評を受け、2023年には国内販売台数2000台を達成した。

「アウディ Q4 e-tron」シリーズは、フル電動モデルシリーズ「e-tron」の第3弾として、2021年にプレミアムコンパクトSUVセグメントに導入。日本市場でも人気が高いコンパクトSUVセグメントへと投入され、2023年は国内販売台数2000台を達成した。

Q4 e-tronシリーズは、EV専用プラットフォーム「MEB(モジュラーエレクトリフィケーションプラットフォーム)」を採用。全長4590mm、全幅1865mmとQ3とQ5の間に位置するコンパクトなボディサイズながら、インテリア長はQ5を凌ぎ、室内空間とラゲッジ搭載能力は、上位モデルに相当するスペースを実現している。

ラゲッジスペースは「Q4 45 e-tron」が520L、「Q4 スポーツバック 45 e-tron」は535Lで、リヤシートを倒すことでそれぞれ1490Lと1460Lというフラットな大容量スペースが出現する。また、インテリアにはカップホルダーをはじめ、合計24.8Lもの収納スペースが用意された。

1回の充電走行距離が613kmに伸長

新型「アウディ Q4 45 e-tron」のエクステリア。
搭載されるフル電動パワートレインは、従来型から60kWアップの最高出力210kWを発揮。パワーアップにも関わらず、最大航続距離は613kmに伸長した。

今回、日本に導入される「Q4 45 e-tron」と「Q4 スポーツバック 45 e-tron」は、これまでの40 e-tronより駆動用電気モーターの性能を大幅にアップデート。最高出力210kW(285PS)、最大トルク545Nmを発揮する。

400V技術が導入された、総電力量82kWh(正味容量77kWh)の駆動用バッテリーを前後アクスル間のフロア下に搭載。リヤアクスルに1基の電気モーターを搭載したRWD仕様は、0-100km/h加速6.7秒という加速性能が与えられた。走行中の回生ブレーキの強さは、パドルシフトで3段階の調整が可能。「Bモード」を備えており、アクセルペダルだけで速度調整ができる「ワンペダルドライブ」にも対応する。

1回の充電走行距離は、出力アップにもかかわらず、先代比で19kmアップの613km。200Vの普通充電は標準が3kWとなり、オプションとして最大8kWまで対応。急速充電は「CHAdeMO」規格の125kWに対応しており、125kWで5%から80%まで、38分間で充電可能となっている。

高い空力性能が与えられた先進のフォルム

新型「アウディ Q4 スポーツバック 45 e-tron」のエクステリア。
ボディ各部には、エアロダイナミクスレベルを向上させる様々なコンポーネントが導入されており、全高を持ったSUVながらも高いCd値を実現している。

エクステリアは、短いフロントオーバーハング、筋肉質なフェンダー、美しいルーフライン、流れるようなサイドライン、ワイドなプロポーションを強調した水平基調のリヤセクション、「Q」ファミリーに共通するオクタゴン・シングルフレームグリルなど、アウディ製EVの共通ランゲージを採用した。

電動開閉式冷却エアインレット、フロントスポイラーの垂直型ディフレクター、立体的なホイールディフレクター、空力性能を最適化したデザインのエクステリアミラーハウジングやテールゲート形状などにより、Cd値はQ4 e-tronが0.28、Q4 スポーツバック e-tronは0.26を実現した。

ボディタイプは、SUVの「Q4 e-tron」とスタイリッシュなクーペSUVの「Q4 スポーツバック e-tron」を設定。グレード構成は「advanced」と「S line」の2タイプが用意された。

「advanced」は、フロントグリルのカラーがヘクラグレーとなり、19インチアルミホイールを装備。「S line」はグリルがプラチナムグレーとクロームパーツを組み合わせた仕様となり、フロントバンパーやサイドシル上部にセレナイトシルバーのカラーリングが施された。足元には20インチアルミホイールを装着し、よりスポーティなキャラクターが強調されている。

マトリクスLEDヘッドライト、LEDリヤコンビネーションライトを採用し、「ダイナミックターンインジケーター」を標準装備。マトリクスLEDヘッドライトには、MMIを介して4種類のデザインから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを備える。

最新世代のフルデジタルコクピット

新型「アウディ Q4 45 e-tron」のインテリア。
コクピットは、10.25インチ「アウディバーチャルコックピット」と、11.6インチ「MMIタッチディスプレイ」で構成。「ARヘッドアップディスプレイ」も標準搭載される。

インテリアは、メーターに10.25インチ「アウディバーチャルコックピット」、センターに11.6インチ「MMIタッチディスプレイ」を配置した。ステアリングホイールはトップとボトムがフラット形状の新世代デザインを導入し、物理ボタンのないシームレスなタッチ式操作パネルにより、手元で「アウディバーチャルコックピット」の操作を行うことができる。

フロントスクリーンに、上下2つに分けて情報を表示する「ARヘッドアップディスプレイ」を標準装備。上部にはナビゲーションや車線逸脱警告などを、フロントガラス越しの視界に映像を重ね、約10m前方に表示する。下部にはスピードなどのメイン情報が、約3m前方に表示される。

車両本体価格(税込)

アウディ Q4 45 e-tron advanced:710万円
アウディ Q4 45 e-tron S line:737万円
アウディ Q4 スポーツバック 45 e-tron advanced:739万円
アウディ Q4 スポーツバック 45 e-tron S line:767万円

【問い合わせ】
アウディ コミュニケーション センター
TEL 0120-598-106

【関連リンク】
・アウディ ジャパン公式サイト

新型「アウディ Q5 スポーツバック」の走行シーン。

“クーペスタイルに実用性を併せ持つ”新型「アウディ Q5 スポーツバック」がデビュー「全車48Vマイルドハイブリッド化」

アウディは、内燃エンジンを搭載するミドルサイズクーペSUV、新型「Q5 スポーツバック」と「SQ5 スポーツバック」を発表した。Q5 スポーツバックとしては2世代目にあたり、新開発内燃機関用アーキテクチャー「プレミアム・プラットフォーム・コンバッション(Premium Platform Combustion :PPC)」をベースに、最新のアウディデザインを採用。新型「Q5 スポーツバック」「SQ5 スポーツバック」はドイツ市場において2024年12月からオーダー受付を開始する。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…