デザイン・マイアミで「レンジローバー SV カンデオ」を初公開

バッジに“18Kゴールド”を900グラム使った「レンジローバー SV カンデオ」は世界に1台のビスポーク仕様

フロリダ州マイアミで開催中の「デザイン・マイアミ」において、ジャガー・ランドローバーは、ワンオフビスポークモデル「レンジローバー SV カンデオ」を公開した。
フロリダ州マイアミで開催中の「デザイン・マイアミ」において、ジャガー・ランドローバーは、ワンオフビスポークモデル「レンジローバー SV カンデオ」を公開した。
ジャガー・ランドローバー(JLR)は、12月3〜8日に米国フロリダ州マイアミで開催されている「デザイン・マイアミ(Design Miami)」において、マイアミの海岸線から昇る朝日をイメージしたワンオフモデル「レンジローバー SV カンデオ」を公開した。

Range Rover SV Candeo

マイアミビーチの朝日をイメージ

「レンジローバー SV カンデオ」のスカイブルーサテンとパールホワイトのデュオトーンペイントは、マイアミの海岸線から昇る朝日をイメージしている。
「レンジローバー SV カンデオ」のスカイブルーサテンとパールホワイトのデュオトーンペイントは、マイアミの海岸線から昇る朝日をイメージしている。

マイアミの陽光が降り注ぐ美しいビーチを背景に、レンジローバーのSV ビスポーク・チームがこれまで製作した中で最も高度に作り込まれたワンオフ仕様「レンジローバー SV カンデオ」が公開された。レンジローバー SVの2025年モデルをベースに製作された特別な1台は、2026年のモデルイヤーから導入される様々なパーソナライゼーションプログラムが先行採用されている。

今回、マイアミの海岸線から登る太陽の光からインスピレーションを得て、レンジローバーは自然の美しさを讃えるユニークな仕様を製作。「Candeo」はラテン語で「輝く」を意味し、レンジローバーが公式パートナーを務める「デザイン・マイアミ」期間中に発表された。イベント開催中、モダニズムデザインをフィーチャーしたスペースにおいて展示されている。

エクステリアは、精緻なデュオトーンペイント仕上げをチョイス。レンジローバーの特徴的なシルエットに沿って、「スカイブルーサテン」から光沢のある「パールホワイト」へとハンドメイドペイントによって美しくグラデーションする。このエレガントなカラーの組み合わせは、マイアミの澄み切った青い海にきらめく繊細なゴールドの反射を表現しているという。

足元にはパールホワイトのインサートが入れられた23インチ鍛造ダイヤモンドターンド・ディレクショナル・アロイホイールが組み合わせられた。

リサイクルゴールド製レンジローバーバッジ

セクステリアのフロントとリヤに掲げられた「RANGE ROVER」スクリプトバッジは、18Kリサイクルゴールドから3Dプリンタで作られている。
セクステリアのフロントとリヤに掲げられた「RANGE ROVER」スクリプトバッジは、18Kリサイクルゴールドを使い、3Dプリンタで作られている。

フロントとリヤのエクステリアを引き立てるのは、精巧に製造された18Kソリッドゴールド製「RANGE ROVER」スクリプトバッジで、 その重量は900gを超える。ただ、天然資源を保護するため、100%完全に監査された再生資源から生成されたリサイクルゴールドが使用された。それぞれのアルファベッドは、外側が18Kイエローゴールド、内側がホワイトゴールド。3Dプリンタで精密にかたち作られ、ホールマークが刻印された後、英国の宝石商が手作業で磨き上げている。

朝日の輝きをモチーフにしたインテリア

シートバックには、放射状に広がるマイアミの朝日のモチーフにしたステッチパターンが入れられた。
シートバックには、放射状に広がるマイアミの朝日のモチーフにしたステッチパターンが入れられた。

インテリアのラグジュアリーなシートバックには、放射状に広がるマイアミの朝日のモチーフが丹念に刺繍されており、フロントシートからリヤシートにかけて、その輝きがインテリアの隅々まで広がっているようにも見える。ヘッドライニングにも刺繍が施され、光の加減でゴールドのニュアンスが変わるペルリーノで仕上げられた。キャビンのクッションには幾何学的な日時計パターンがあしらわれ、1クッションあたり9万針ものステッチが施されている。

リヤキャビンには、レンジローバー SV専用「SVシグネチャー・スイートシート」を配置。マッサージ機能と24ウェイ調節が可能となっており、ドリンク用のチラーコンパートメントも備えられた。エレガントな電動展開式クラブテーブルはセンターコンソールから自動展開し、リヤシートをワークスペースへと変貌させる。

「テールゲート・イベントスイート」も、マイアミビーチから昇る朝日の落ち着いた輝きをイメージし、リバティブルーのニアアナライン・レザーで仕上げられた。

ランドローバーのフラッグシップモデル「レンジローバーSV P615」。

ラグジュアリーSUV「ランドローバー レンジローバーSV P615」に試乗してMY24とMY23(P530)を比較

ランドローバーの誇るラグジュアリーSUV「レンジローバーSV P615」に試乗した。4.4リッターV8ツインターボエンジンにモーターが組み合わされた48Vマイルドハイブリッドシステムとなったが、マイチェン前のP530と比較してその進化はどれほどか確かめた。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…