Cadillac Formula 1 Team
将来的には自社製パワーユニットでの参戦も
キャデラックF1チームは、2016年のハース以来となるF1新規参戦チームであり、すでにF1との間に11番目のチームとして参戦合意を取り付けている。将来的にGMは自社開発のパワーユニット導入計画を持つが、参戦当初はフェラーリから1.6リッターV型6気筒ターボベースのパワーユニットとギヤボックスの供給を受けることになった。
スクーデリア・フェラーリHPのフレデリック・バスール チーム代表は、キャデラックへのパワーユニット供給について次のようにコメントした。
「米国においてF1人気が高まっているこの時期に、自動車業界で最も高い評価を得ているキャデラックが、F1参戦表明を行ったのは、素晴らしいニュースです。このチームに技術協力として、我々のパワーユニットとギヤボックスを供給することをうれしく思います。フェラーリの技術開発の観点から見ても、2つのカスタマーチーム(ハースとキャデラック)が選手権に参加し続けるということであり、これがもたらすメリットは計り知れません」
キャデラックF1チームのチーム代表、グレーム・ロードンは、フェラーリからのパワーユニット供給決定に喜びを隠さない。
「キャデラックF1チームのパワーユニットとギヤボックスのサプライヤーとして、フェラーリと提携し、2つの卓越したレガシーを結びつけられることに興奮しています。適切なパワーユニットのパートナーを選ぶことは、F1参戦において非常に重要であり、私たちはフェラーリのモータースポーツへの情熱、そして優れた開発能力を信頼しています」