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MERCEDES-MYBACH S-Class
ライバルは「ゴースト」や「フライングスパー」
メルセデス・ベンツのフラッグシップモデル、「メルセデス・マイバッハ Sクラス」が、2025年に大幅な改良を受けることが濃厚となった。「ロールス・ロイス ゴースト」や「ベントレー フライングスパー」といった超高級セダンとの競争が激化する中、マイバッハ Sクラスはさらなる高級感と先進技術を追求し、ラグジュアリーカー市場を席巻することを目指す。
第7世代となる現行Sクラスおよびマイバッハ Sクラスは2020年に登場。これが初の大幅改良となる。
フロントとリヤがアップデート
スウェーデンで捉えられた最新のプロトタイプから、その進化の兆候が見て取れる。まず目を引くのは、フロントフェイスの刷新だ。星形のLEDグラフィックを組み込んだ新しいヘッドライトや、大型化したマイバッハ特有のパターンを持つグリルが、より力強い印象を醸し出す。また、バンパーには大口径のエアインテークが追加され、スポーティな要素も加わっている。
進化が期待されるADAS
車体側面ではミラーキャップ以外の変更点は見られない。この下には新しいカメラが取り付けられており、フロントガラスに装着された新設計のセンサーとともに、ADASがアップグレードされるだろう。リヤエンドは、テールライトグラフィックやリヤバンパーの微調整が予想される。全体としては、より洗練されたデザインに進化することが期待される。
パワーユニットは変更なし
パワートレインは現行モデルからキャリーオーバーされる見込みだ。3.0リッター直6ツインターボにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「S580e」、4.0リッターV8ツインターボの「S580」、6.0リッターV12ツインターボの「S680」および中国市場専用のマイルドハイブリッド直6ツインターボ(S480)というラインナップだろう。
PHOTO/APOLLO