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2014 Porsche 918 Spyder
150台限定の「SLR」特別仕様車も登場

英国を拠点とするオンライン・オークション・プラットフォームとして、高い人気を集める「コレクティングカーズ」。安全かつ透明性の高いオークションの場を提供し、厳選された魅力的なラインナップを展開してきた。これまで1万7500台以上がオンライン販売され、7億ポンド以上の売上を達成している。
コレクティングカーズは2月5日から9日まで、フランスのパリで開催中の2025年の「レトロモービル」にブースを出展。現在オンラインで実施中のオークション「ヨーロピアン・スピード・コレクション」から一部の車両を展示する。希少なスーパースポーツから、WRCで活躍した本物のラリーカーまでが揃ったヨーロピアン・スピード・コレクションの予想落札価格は、300万ユーロを超えるという。
今回のラインナップで最大の注目は、2014年型「ポルシェ 918 スパイダー」。走行距離はわずか930kmの1オーナー車であり、リキッドメタルシルバーのエクステリアカラーに、モカブラウン/オレンジのレザーインテリアが組み合わせされた。予想落札価格は150万~170万ユーロとされている。
もうひとつ話題を呼んでいるのが、2009年型「メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン 722 S エディション ロードスター」で、その走行距離はわずか2770km。故スターリング・モスのミッレミリア優勝を記念し、わずか150台が製造された限定車だ。こちらの予想落札価格は、62万5000~70万ユーロとなっている。
希少な「911 ターボ3.6」をレトロモービルで公開

レトロモービルではヨーロピアン・スピード・コレクションから、1994年型「ポルシェ 911(964)ターボ3.6」を展示中。この964は、ミッドナイトブルーとブラックの魅力的なカラーコンビネーションで仕上げられており、1993年6月に登録され、現在のオーナーが24年間所有し続けた。
911 ターボ3.6は、964世代の中でも特に希少なモデルであり、最高出力370PSを発揮する3.6リッター水平対向ターボエンジンを搭載し、わずか1437台のみが製造された。今回の個体の走行距離は19万2547km、リザーブなしで落札することできる。
ヨーロピアン・スピード・コレクションには上記の車両以外にも、マニュアルトランスミッションを搭載する1999年型「フェラーリ 360 モデナ」、2008年型「ヴィーズマン MF4 GT」、2010年型「メルセデス・ベンツ SLS AMG」などを出品中。オークションの状況は下記リンクから確認することができる。
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・ヨーロピアン・スピード・コレクション