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Volvo EX30 Cross Country
新たな体験を提供する「クロスカントリー」

ボルボのEVラインナップに加わった「EX30 クロスカントリー」は、フル電動コンパクトクロスオーバー「EX30」をベースにオフロード走行を想定したタフさを追加。都市を離れ、一面の雪や氷に覆われた路面において、“冒険”を楽しみたいカスタマーを想定して開発された。
ボルボは「クロスカントリー(Cross Country」を単なるクルマではなく「ひとつの体験であるべき」としており、EX30 クロスカントリーを購入したカスタマーに対して、新たなエクスペリエンスパッケージとなる「クロスカントリー・エクスペリエンス」を導入する。この専用パッケージには、EX30 クロスカントリーの走破性能を最大限に引き出すためのアクセサリーやギア、情報へのアクセスが含まれる。
クロスカントリー・エクスペリエンスをチョイスしたオーナーには、オーダーメイドの特典を用意。専用のアクセサリーパッケージ「クロスカントリー・エクスペリエンス」は、ロードキャリア、ルーフバスケット、18インチオールテレーンタイヤ、マッドフラップなどを割引価格で購入できる。プログラムについては、今後さらに詳しい情報が発表される予定だ。
ボルボ・カーズCEOであるジム・ローワンは、EX30 クロスカントリーのワールドプレミア配信において、次のようにコメントした。
「私たちは25年以上も前に、最初のクロスカントリーモデルとなる『V70 XC』を発表しました。このタフで全天候というコンセプトは、ボルボ・ブランドの中核をなしています。スウェーデンの冬は厳しいですが、私たちはマイナス20度という気温の中でも外に出て自然を探索し、冬を最大限に楽しんでいます。だからこそ、EX30 クロスカントリーのお客様には、単にクルマとしてではなく、充実した体験をお届けしたいのです」
「私たちは、多くの人々が自然を親しむ方法を探していることを知っています。だからこそ、新しいクロスカントリー・エクスペリエンスを介して、EX30 クロスカントリーを中心としたエコシステムを立ち上げ、冒険を楽しむお客様をサポートしていきたいと考えています」
400kmを超える航続距離とAWDによる走破性能

コンパクト電動SUVとして開発されたEX30 クロスカントリーは、最大航続距離427km(欧州WLTP走行サイクル参考値)を確保。わずか26分で10%から80%まで充電することが可能となっている。前後にモーターを搭載するAWD(全輪駆動)システムにより、様々な路面に対応。都会のハイウェイから、ぬかるんだ路面や雪道など、あらゆるコンディションで優れたパフォーマンスを発揮する。
悪路における走破性を高めるため、ベースとなったEX30から車高をアップし、専用の大径ホイールを装備。オプションとして18インチオールテレーンアクセサリータイヤを装着することもできる。
エクステリアのフロントシールドとトランクリッドには、専用のダークカラーを導入。厚みのあるフロントとリヤのスキッドプレート、ホイールアーチエクステンションがタフな外観を演出する。フロントにはスウェーデンの北極圏にあるケブネカイセ山脈の地形を表現した、ユニークなアートワークも施された。
12.3インチタブレットを備えたインテリア

インテリアは、EX30を大ヒットに導いた最新テクノロジーをはじめ、収納システムやクールなデザインがキャリーオーバーされた。センターに12.3インチタブレットを備えたインフォテイメントシステムには、Googleのシステムを搭載。ナビゲーションシステム「Googleマップ」をはじめ、さまざまなGoogleのアプリを標準装備する。さらに専用の「ボルボ EX30」アプリを使うことで、ドライブ前にエアコンを起動し、車内を暖めた状態で乗り込むことも可能となっている。
ドライバーズシートとパッセンジャーシート間のセンター収納スペースは、スライドさせることで、コーヒーやトラベルマグを置くカップホルダーとして使用することができる。さらに多くの収納スペースが必要な場合は、元のポジションへと戻すことも可能。グローブボックスはセンターコンソール下部にレイアウトされており、どちらのシートからもアクセスすることができる。
リヤシートのセンタートンネル下部には、スライド式の収納ボックスが配置されており、こちらは取り外して洗うことが可能。ドアからスピーカーを排し、ダッシュボード上のサウンドバーに組み込んだことで、ドアに大型の収納スペースが設けられた。トランクリッドには、荷物の大きさを正確に把握できるイラストガイド「Will it fit?」がレイアウトされている。