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Girard-Perregaux
Laureato Chronograph Aston Martin Edition
コラボレーション第6弾となるタイムピース

1791年にスイスで創業されたジラール・ペルゴは、最古の歴史を持つ高級時計マニュファクチュールのひとつ。1975年に誕生したアイコニックな「ロレアート」や、伝説的なトゥールビヨン「スリーゴールド・ブリッジ」などが、時計愛好家から高い評価を得ている。
アストンマーティンとジラール・ペルゴは、2021年にパートナーシップを締結。今回、コラボレーション第6弾として、豊かな所有感をもたらす製品を作りたいという二つのブランドの願いから生まれた「ロレアート クロノグラフ ア ストンマーティン エディション」が完成した。
アストンマーティンの最新モデル「DB12」は、視覚、聴覚、嗅覚、触覚といった人間のすべての感覚に働きかけ、強烈かつ特別なオーナーシップ体験を生み出せるよう計算し尽くされている。このコンセプトを念頭に置き、アストンマーティンとジラール・ペルゴは、オーナーの感情を呼び起こし、感覚を刺激するクロノグラフを作り上げた。
アストンマーティンのチーフクリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、今回のタイムピースの完成を受けて次の用意コメントした。
「高性能スーパースポーツのデザインであっても、ジラール・ペルゴとのタイムピースのデザインであっても、卓越した作品を創り出すことが、私たちのクリエイションの核心にあります。アストンマーティンは単なるクルマではなく、その人の個性の表現であり、情熱をもった作品を作ろうとしています。それは、ジラール・ペルゴと共有される価値観です」
虹色に変化するグリーンの文字盤

「ロレアート クロノグラフ ア ストンマーティン エディション」は、鮮やかなカラーの文字盤と軽量チタン製多面体ケースのファセットが光と呼応し、様々な色合いを描き出す。グリーンの文字盤はジラール・ペルゴが持つ専門技術を駆使して製造され、複雑な工程を経て塗布される自動車用“虹色のペイント”で仕上げられた。
グリーンは英国製スポーツカーの代名詞であり、長年にわたってアストンマーティンを象徴する車両を彩ってきたカラー。今回、ジラール・ペルゴはアストンマーティンのカラーパレットから、虹色を帯びたグリーンを採り入れ、文字盤のために独自のカラーを作り上げた。この結果、光との繊細な相互作用によって、見る角度によりグリーンからオレンジへと移り変わるダイナミックな文字盤が誕生している。
その製造には14もの工程が必要とされ、美しい色合いは、非常に薄い塗料を15層にも塗り重ね、さらに2回の加熱処理を施すことで、美しいグリーンが誕生した。全体の美観を損なう可能性のある残留粒子を取り除くため、長時間のろ過作業が必要となった。
また、アストンマーティン ヴァルキリーに使用された軽量素材「グレード5チタン」を採用。耐久性、精度、快適性を兼ね備えたこの素材はケース、ブレスレット、クロノグラフのプッシュボタンに導入され、表面にはサテン仕上げとポリッシュ仕上げが施され、魅力的なコントラストを生み出している。
心臓部に組み込まれているのはジラール・ペルゴ製ムーブメント「キャリバー GP03300」。アストンマーティンのロゴが刻まれたサファイア製ケースバックから眺めることができるこのムーブメントは、ラ・ショー・ド・フォンの自社工場において製造される。