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AUDI RS 5 Avant
RSらしい装備と空力効率の良いデザイン


スウェーデン北部の山中で捉えた「アウディ RS 5 アバント」プロトタイプの写真は、新しいバージョンのシングルフレームグリルなどの詳細を見ることができる。グリルへと続くボンネットのラインは、最近発売されたA3ファミリーなどのニューモデルに採用している「アンダーバイト デザイン」を強調しているようだ。
フロントバンパーには、ラジエターとインタークーラーを冷却する巨大なインテークが配置されている。また、ブレーキに冷たい空気を送り込むことで、長距離走行時にブレーキが過熱するのを防ぐ配慮もなされている。フェンダーの後ろにある通気口は、空気(今回の場合は雪)を排出して抗力を軽減するのに役立つはずだ。
足まわりには巨大なブレーキローター、リヤにはRSの特徴である大径の楕円形エキゾーストパイプが装着されている。
色違いのリヤバンパー

リヤバンパーを見ると、赤い塗料が確認できる。デカールかと思われたが、ハッチ下の継ぎ目などにも赤が見えるため、ボディ色の「プログレッシブレッド」で間違いないだろう。ところが、このプロトタイプのフロントフェンダーにはダークグレーが確認できる。1台の車に異なる塗装が施されている理由は不明だが、温度など条件による変化をテストするために違う色のバンパーを試しているのかもしれない。
電動アシストで600PS超え


RS 5には、旧RS 4と同様に2.9リッターV6ツインターボエンジンが搭載される予定だという。これにプラグインハイブリッドシステムが組み合わせられる可能性が高い。最高出力は現行V6の444PSを大きく超え、システム最高出力が600PSを超えると噂されている。
アウディ RS 5シリーズは2025年後半に発表されることが濃厚だ。なおアウディは最近、モデル名に関する戦略を変更した。奇数番号を内燃機関搭載モデルに与え、偶数番号をEVとする計画を撤回したが、A5などすでに切り替え済みのモデルはこれまで通りの名称となる。