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LEXUS PATHFINDER AIR RACING
最高400km/h、最大重力加速度12Gの世界



3月14~16日の3日間、「LEXUS PATHFINDER AIR RACING」が東京ミッドタウン日比谷のアトリウムで「LEXUS PATHFINDER AIR RACING -空と陸での挑戦-」を開催している。「LEXUS PATHFINDER AIR RACING」はレクサスとエアレース・パイロット室屋義秀選手がコラボするエアレースチームだ。
エアレースとは、高速で機動性に優れたレース専用飛行機を使用して、世界最高の飛行技術を持つレースパイロットたちが、タイムを競う究極の空のモータースポーツ。最高400km/h、最大重力加速度12Gの中、操縦技術の正確さ、知力、体力、そして精神力の限りを尽くし、ペナルティを回避しながら空中に設定されたコースを周回して、操縦技術の正確さと飛行タイムを競うというもの。
2003年から2019年の間、世界21か国35都市で開催され、世界的なモータースポーツイベントとして高い人気を誇った「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」。そのシリーズ終了後、室屋義秀選手らが発起人となり、新たなエアレース「AIR RACE X」がスタートしている。
2023年に渋谷で初開催された「AIR RACE X」は、やはり400km/h・最大12Gの極限下で競う新時代の空のモータースポーツだという。2024年に初のシリーズ戦を実施し、室屋選手が初代チャンピオンに輝いた。2025年はルーキー参戦を迎え、全4戦を予定している。
日比谷の会場には、室屋選手が昨年のAIR RACE Xを制した機体「Zivko Edge 540 v3」が展示され、世界の空を駆け抜け、エアレースを闘っている航空機を間近で見られる。さらに、その隣に展示されるのは、昨年発表されたレクサスのフル電動モデル「RZ450e」の100台限定特別仕様車「F SPORT Performance」である。
操縦桿開発などで得られた知見をステアリングに





レクサスとエアレース・パイロット室屋選手による、空と陸の枠を超えた技術交流は、2016年に始まったという。エアレースにおいては、パイロットの技量だけでなく、機体そのものの技術も重要だ。レクサスの技術が、航空機のパフォーマンス向上に貢献し、空力や人間工学など多様な分野で活用されている。
例えばエアレースでの操縦中の指の使い方を研究することで、当時最新モデルだった「LC」に用いられていたステアリングホイール形状をベースに、より繊細な操縦が可能となる操縦桿を開発したという。一方で航空機のコクピット開発から得た技術をクルマづくりにも反映している。例えば操縦桿から得られる機体の挙動は、指先よりも手の平の方が多くの情報を得られるのだそうだ。そういった操縦桿開発などで得られた知見は、当時の新型「NX」に投入されたという。
レクサスは「室屋選手とともに空に挑戦して得た“空力”や“人間工学”など、航空機から着想を得た技術をクルマづくりにも還元している」という。空と陸、舞台が違う二者が協業してエアレースに挑戦する想いと、それぞれの領域を追求してきたことで生まれた“クルマづくり”へつなげる技術が実現したのだ。
3月15日には室屋義秀選手のトークショーも

2025年3月15日(土)16時45分~17時15分には、室屋義秀選手と、レクサスでテクニカルコーディネーターを務める中江雄亮によるトークショーが開催される。2024年シーズンの優勝までの取り組みや、新シーズンに向けた新たなチャレンジなど、ここでしか聞けないトークショーが開催される。
「LEXUS PATHFINDER AIR RACING –空と陸での挑戦-」概要
展示期間 2025年3月14日(金)/15日(土)/16日(日)11~20時
展示場所 東京ミッドタウン日比谷 アトリウム(千代田区有楽町1丁目1-2)
展示内容 Zivko Edge 540 v3
LEXUS RZ450e特別仕様車“F SPORT Performance”
トークショー
日時 2025年3月15日(土) 16:45~17:15
出演 LEXUS PATHFINDER AIR RACING Pilot 室屋 義秀
LEXUS PATHFINDER AIR RACING Technical Coordinator 中江 雄亮