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BMW M5
“ノイエ クラッセ” の採用を急ぐBMW

「BMW M5 セダン」の改良新型は、ノイエ クラッセ世代の電気自動車向けに検討されていた最先端デザインを採用していることがわかる。数ヵ月以内に新型「iX3」でデビューする最新のデザインは、次期型「X5」や第9世代「3シリーズ」にも採用される予定だ。登場間もないM5にフェイスリフトを施そうとしているところから、BMWがこのデザイン戦略を急いでいることがうかがえる。
主にフロントとリヤがアップデート?


フロントエンドは新しいヘッドライトにつながる短いグリルを備えたノイエ クラッセ流に修正されているようだ。また、現行モデルとは開口部の異なる新しいフロントバンパーが採用されていることも確認できる。
足もとを見ると、巨大な合金製ホイールの内側にセラミックブレーキを装備していることがわかる。リヤセクションも完全にカモフラージュされていることから、テールライトのデザインも刷新されることが予想される。
インテリアも最新仕様に変更か?

1月に開催された「CES 2025(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー 2025)」で公開された、「BMW パノラミック iDrive」と「BMW オペレーティング システム X」の採用も期待される。ヘッドアップディスプレイとしても機能するワイドなスクリーンは3つのセクションに分かれ、デジタルインストルメントクラスター以外はウィジェットでカスタマイズできるようになる。iDriveコントローラーに代わる新しい多機能ステアリングホイールも装備される可能性が高い。
パワートレインは変更なし

今回のアップデートはスタイルとテクノロジーに重点を置いているため、パワートレインの変更はほとんどないと思われる。現行モデルには、4.4リッターV8ツインターボエンジンが搭載されている。これに14.8kWhのバッテリーおよびモーターを統合した8速ATを組み合わせてプラグインハイブリッド化している。